イット! (ニュース)
政府の高額療養費の見直しについてがん患者らが会見を行った。高額療養費制度とは、手術、入院などで医療費が高額の場合、自己負担額を抑える制度となっており、年齢、年収などで上限がある。例えば70歳以上で年収が500万円の人は、1ヶ月に100万円の治療費がかかった場合、現在の自己負担額の限度は8万7430円。それが改正後は約8000円ほど引き上げになる。政府は年4回以上は上限を据え置くと修正したが、会見では批判的な声が相次いだ。会見に先立ち厚労省に約5万8000人の署名を提出。島根県の丸山知事は、治療を諦めざるを得ない状況を制度的につくるのは国家的殺人だと非難。政府は今後もがん患者らに説明を続けていく方針。