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東京のベンチャー企業ispaceは今年6月、日本の民間として初の月面着陸に挑戦も失敗、現在は新型の着陸船の開発を進めている。3年後の打ち上げを目指して開発中の試験用の機体が茨城県つくば市にある施設で今日公開された。機体は高さ約3.6メートル、幅約3.3メートルで、月に物資を運ぶ将来のビジネス展開を想定し数百キロの荷物を搭載できる設計になっている。経済産業省から120億円の支援を受けて開発されており、今後振動試験などを行い設計を改善した上でロケットに搭載し打ち上げる機体の製作に取り掛かる計画。月面着陸をめぐっては去年アメリカの宇宙開発企業が民間初の無人での月面着陸に成功し、今年3月には別のアメリカ企業も成功するなど開発競争が激しくなっている。ispaceの袴田武史CEOは、月への輸送はアメリカ以外の民間企業ではispaceしか現状持っていない、先行しているマーケットで日本がポジションを築けるように進んでいきたいとしている。