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関西電力は青森県にある使用済み核燃料の再処理工場の完成が延期されたことを受けて福井県内の原子力発電所からの搬出計画を見直しフランスへの搬出量を倍増させるなどとする新たな計画を福井県に示した。関西電力は福井県内で7基の原発を運転しているが県からは原発にたまる使用済み核燃料を県外に搬出するよう求められている。こうした中、きょう関西電力と資源エネルギー庁の幹部が福井県庁を訪れ、新たな搬出計画を示した。計画では再処理工場への搬出開始を2年遅らせて2028年度からとする一方、別に再処理を委託しているフランスへの搬出量を当初の計画から倍増させるとしている。関西電力は県に認められる搬出計画が示せなければ運転開始から40年を超える3基の運転を止めるとしている。