防衛省 南鳥島に射撃場整備を計画

2024年7月25日放送 19:49 - 19:53 NHK総合
NHKニュース7 (ニュース)

陸上自衛隊の地対艦ミサイルの発射訓練を国内で行えるようにするため、防衛省が南鳥島に射撃場の整備を計画していることが分かった。計画されているのは、地上から海上の艦艇を攻撃する、陸上自衛隊の12式地対艦ミサイルの訓練用の射撃場。これまで米国やオーストラリアで発射訓練が行われてきた。射程は百数十キロ。射程が100キロを超えるミサイルの射撃場の整備は初めてで、離島の防衛能力の強化などにつなげたいねらいがあると見られる。さらに防衛省は、有事が起きた場合に、相手の基地などを攻撃する反撃能力としても使うため、射程をおよそ1000キロに伸ばす計画で、この改良型のミサイルなどの発射試験や訓練も行われる見通し。南鳥島から西におよそ1200キロ離れた場所にあるのが、住民が暮らす小笠原諸島・父島と母島。防衛省は、去年8月、村に対して、西の方角に向けて演習用のミサイルを発射するものの、島への直接的な影響はないと説明。村は計画に一定の理解を示しているが、発射される方角には父島や母島があることから、発射の方角を再検討することなどを求めている。防衛力の抜本的な強化に向けた動きは、各地に広がっている。沖縄県や鹿児島県、佐賀県、それに広島県で、新たな施設の整備や部隊の配備計画が進められているほか、新たに弾薬庫130棟程度が全国に整備される予定。陸上自衛隊トップ・森下泰臣陸上幕僚長は「防衛力の強化に直結すると思っている。引き続き丁寧に説明し不安、懸念の払拭に努めていきたい」。


キーワード
防衛省陸上自衛隊佐賀空港小笠原村役場佐賀県母島呉(広島)広島県南鳥島北大東島12式地対艦ミサイル父島オーストラリア沖縄県森下泰臣西之表 馬毛島

TVでた蔵 関連記事…

陸自と仏陸軍 国内で初の共同訓練 (NHKニュース おはよう日本 2024/9/18 5:00

陸自とフランス陸軍 国内初の共同訓練 (グッド!モーニング 2024/9/18 4:55

陸上自衛隊 フランス陸軍と共同訓練 (ニュース 2024/9/17 18:00

“新政権”の要 意中の人は/世論分かれる争点 賛… (報道ステーション 2024/9/12 21:54

大企業発ベンチャーの”農業革命” (ブレイクスルー 2024/9/7 10:30

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.