イット! (ニュース)
青井キャスターが能登半島地震の被災地を取材。大火事が発生した輪島朝市の跡地は更地になっていた。能登半島地震の犠牲者は500人を超える見込み。うち災害関連死は熊本地震を上回る276人。災害関連死のうち石川県内では約8割が発生後3カ月以内に死亡していたことがきょう新たに判明。地震からまもなく1年になるが復興は思うように進んでいない。一部倒壊後も営業している輪島唯一のしょうゆ蔵「谷川醸造」を取材。店に商品は並んでいるが、どれも自分たちのしょうゆ蔵で作ったものではないという。醤油の味を決める酵母菌がすみ着く木だるは蔵の倒壊で今も使えない。しょうゆの素となるもろみは雨ざらしに。先祖代々の味を守る試行錯誤が続いている。谷川醸造4代目・谷川貴昭社長は「少しずつしか進まないもどかしさと、たくさんの人が作業している感謝の気持ちと色んな感情が入り乱れている」と話した。
青井キャスターが能登半島地震の被災地を取材。そんな中被災地にクリスマスが。石川・輪島市内でケーキやパンを販売する「くまのおうち」にはクリスマスケーキが並んだ。工房も地震直後は大きな被害を受けた。「こんなクリスマスを迎えられると思ってなかったので本当にうれしい」と涙ながらに話す店主・古川まゆみさん。古川さんは地震から1週間で店を再開し地域を支えてきた。