サン!シャイン 全国中継!地元を騒がせた“あのニュース”は今
1980年、死者15人、負傷者223人を出した日本最大規模といわれる静岡駅前地下街ガス爆発事故。ガス爆発発生の一報を受け現場に駆け付けたテレビ静岡の記者によると当初、大きな被害は確認されていなかった。確かに駆け付けた記者が撮影した映像を見るとそこまで緊迫した様子はうかがえない。しかしこの直後、カメラは衝撃の瞬間を捉えていた。1度目の爆発による被害を撮影していたまさにその目の前で2回目の爆発が起きた。この爆発により地上6階地下1階建ての第一ビル全体が大きな被害を受けた。周辺のビルのガラスは吹き飛びアーケードの屋根も骨組みだけに。その被害は周辺の半径100メートルの範囲にまで及んだ。なぜ2回の爆発が起きたのか。そしてなぜビル全体を破壊するほどの甚大な被害となってしまったのか。1度目は各店舗から下水を流していた処理槽にたまっていたガスに引火し爆発、この爆発でビルに都市ガスを供給していたガス管が破損。空気より軽い都市ガスはダクトなどを通じてビル全体に広がり2度目の爆発が発生。建物全体に甚大な被害をもたらした。ガス爆発事故が起きた当日の深夜には報道特別番組を放送。現場からの生中継など全国的にも大きく取り上げられた。壊滅的な被害を受けたあの現場は今どうなっているのか。この後、現場から生中継。