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午後5時20分ごろ、高市首相が会見に臨んだ。就任約2か月、まず自身の働きぶりに口にすると、「補正予算の成立という形で国民との約束を果たすことができた。政権として一定の方向性を出すことができたと考えている。日本に今、必要なことは行き過ぎた緊縮財政により国力を衰退させることではなく、積極財政により国力を強くすること。必ずや日本列島を強く豊かに、日本を再び世界の高みに押し上げていく」と述べた。きょう午後に高市政権初めての臨時国会が閉会。今年度補正予算はきのう成立し、野党の国民民主、公明などの賛成を取り付け一定の成果をあげた。ただ、“政治とカネ”問題や定数削減法案についての審議は来年に持ち越された。与党・日本維新の会の吉村洋文代表は定数削減を巡っては自民党との間で立場の違いが浮き彫りとなったが、「自民党として45の定数削減案を出すのは大変なこと。この点については高市総裁のリーダーシップに感謝している」と来年を見据えた評価。一方、野党の立憲民主党・野田佳彦代表は「高市首相の個人芸に頼っている自民党という感じがある。独断専行で危うい」、公明党・斉藤鉄夫代表は「自民、維新の新しい政権与党の進め方は少し強引。乱暴すぎたのではないか」などと批判。年越しが決まった課題について国民民主党・玉木雄一郎代表は「政治とカネの問題が政治に対する不信を招いた一番の元凶。企業・団体献金規制についての成案を得ることが急がれる。これは与野党を超えた責任」と苦言を呈した。
