列島ニュース (高松局 昼のニュース)
香川県がにぎわいづくりを目指す、JR高松駅北側のサンポート地区で車道を遊歩道にする工事がきょうから始まり中央分離帯の撤去作業が行われた。県はサンポート地区で1万人収容の県立アリーナがオープンする来年2月をめどに一部の車道を歩行者専用の遊歩道にする計画。きょうアリーナの予定地周辺では遊歩道のスペースを設けるため、現在4車線ある車道を2車線に変更する工事が始まった。現場では一部の車線が規制され、作業員が小型の重機やシャベルを使って中央分離帯の植え込みを撤去していった。一方、遊歩道化の計画について近隣の住民からは、渋滞の悪化や災害時の避難経路の確保などを懸念する声が上がっている。県は今後、交通量の変化や渋滞への影響なども検証して住民の理解を得たいとしている。県高松土木事務所・入江課長は「まず工事が安全に完成することを目指していて、終わった後もプロムナード化の運用を住民にも実際に目で見ていただいてもし見直しの可能性があれば対応したい」と話す。