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文部科学省は来年度、「通級指導」の高校での適切な指導方法などの検証を始める方針を決めた。通常の学級に在籍しながら、障害に応じて一部の授業を別室で受ける「通級指導」の受講者は全国で20万3000人余りと過去最多となっている。具体的には、モデル校を指定したうえで、高校卒業後の就労も見据えた充実方法や制度の周知のあり方などを検証することにしている。このほか、ICTを活用した障害児支援施設と学校との情報共有の方法や、自分自身や周りの人を傷つけるなどの行動が頻繁にみられる強度行動障害について教員の理解を深める調査研究などを行うことにしている。文部科学省は、検証を踏まえ障害のある子どもたちのニーズに応じた適切な指導や支援につなげたい考えで、関連予算を来年度の概算要求にくわえるという。
