高知 四万十川の森と横倉山

2025年2月12日放送 2:45 - 2:55 NHK総合
さわやか自然百景 (さわやか自然百景)

雨が多く温暖な高知県には深い森が広がっている。四万十川の中流域の両湾には緑がせり出す深い森。6月上旬、梅雨に入った。山に囲まれたこの地域では年間3000ミリもの雨が降る。カワセミの仲間アカショウビンなど多くの鳥が繁殖のため東南アジアなどからこの森に渡ってくる。森の宝石と言われるブッポウソウも繁殖のため渡ってきた。大きな木の虚などを使い子育てをする。急斜面が続く森の奥深くにヤイロチョウ。絶滅が心配されている鳥。わずかな数が繁殖のため東南アジアなどから渡ってくる。日本では見つけることすら難しい鳥が、この森では毎年確認することができる。ヤイロチョウは1日のほとんどをミミズ探しに費やす。四万十川の豊かな森が鳥たちの命を支えている。高知県を代表する仁淀川。横倉山は赤道付近で形成された地層が地殻変動で今の位置に移動し隆起したもの。こうした環境が多様な植物を育んでいる。ヒメミヤマスミレ・ヨコグラツクバネ・アオテンナンショウらはかつて横倉山で発見されたもの。横倉山では1000種以上の植物が確認されている。6月、横倉山を代表するヨコグラノキが花を咲かせる。成長しにくい石灰岩でも成長することができる。実はヨコグラノキは高知県出身の植物学者・牧野富太郎によって発見された。牧野が横倉山で発見したのは25種にもなる。横倉山の自然豊かさを物語るのは植物だけではない。倒木に生えるギンガタケ。こうしたキノコが見られる森は日本では珍しいという。温暖で雨の多い高知県に広がる緑濃い森。そこは多様な命が息づくかけがえのない世界。


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