イット! (ニュース)
東京都内のスーパー・アキダイで今日、キャベツ1玉の値段は税込み410円だった。10日の取材時から400円台が続く。農水省は先週の野菜の平均小売価格を発表。キャベツは平年に比べて約3.3倍と高止まりが続いている。アキダイ・秋葉弘道社長は「明日ぐらいから徐々に下がり始める」と話した。キャベツの価格は明日から落ち着き始め、いずれ200円前後まで下がるとの見通しを示した。人気となっているのがパックで売られる千切りキャベツ。アキダイ価格は一袋138円。価格が安定している千切りキャベツは、用意した品が夕方には売り切れる人気。生産工場ではキャベツが専用の機械に投入され、次々とカットされていた。野菜全般の値上がりの影響を受け、注文数は10%アップしているという。カット野菜の大手メーカー・サラダクラブでも需要の高止まりを受け生産量は2割増し。サラダクラブ広報・吉田政道さんは「キャベツの値段がすごく高いとカット野菜の注文がすごく増えるので、正直いって赤字が出ています」と話した。一定の価格で販売されるカット野菜は原材料が高騰すると、利益が出ず赤字となってしまうという。サラダクラブは去年10月、価格維持のために千切りキャベツの内容量を減らすことに踏み切った。