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9日、ロシア・モスクワでは第二次世界大戦で旧ソビエトがナチス・ドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」の式典が行われた。80年の今年は中国・習近平国家主席をはじめ、20か国以上の首脳が出席した。式典ではプーチン大統領が演説し、”国民全体が「特別軍事作戦」の参加者を支持している”と述べ、ウクライナへの侵攻を正当化した。その主張はモスクワにある勝利博物館からも窺える。ここに展示されているのは第二次世界大戦当時のウクライナでナチス式の敬礼をしながら行進する人たちの写真や映像。かつてのウクライナ、現在のウクライナにもナチズムが存在すると主張して侵攻を正当化する狙い。ウクライナ政府はこうした動きをロシアの情報戦と非難している。