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3度目の優勝を目指す宇都宮ブレックスか、史上初天皇杯とシーズン2冠を狙う琉球ゴールデンキングスか。名勝負の行方を横浜アリーナに駆け付けた1万3159人が見守る。第1クオーター流れを引き寄せたのは琉球。キャプテンの小野寺祥太が連続スリーポイント成功。第2クオーター宇都宮はエースのD.J・ニュービルがスティールからの得点。琉球エースのヴィック・ローが持ち味のリバウンドからそのままダウンするプットバックダンクを決める。宇都宮は武器のスリーポイントで精彩を欠き、前半を終えて12点差をつけられる。第3クオーター先に仕掛けたのは宇都宮。ギャビン・エドワーズが後半最初の得点となるスリーポイントを決める。しかし、琉球が反撃。5点リードで迎えた残り13秒。伊藤達哉がボールを奪うと、一気に駆け上がり最後は脇真大のブザービーター。第4クオーターで比江島がこの日初のスリーポイントを決めると、今度はルーキー小川敦也がスリーを沈める。さらに元NBAプレーヤーグラント・ジェレットがスリーポイントを決めて1点差に追い上げる。残り40秒、比江島がスリーポイントを決め逆転。しかし宇都宮は3点リードの残り2秒で痛恨のファウル。残り0.6秒で琉球に3本のフリースローを与え同点のピンチ。2本目は失敗。2点差で最後の3本目はあえてボードにあてて、得意のリバウンドからのシュートを狙う琉球。最後は宇都宮がブロック。前半12点差からの逆転劇。宇都宮が史上最多3度目の年間王者に輝いた。昨日5月27日は8年前、宇都宮が初代王者になった日。ケビンとともに日本一の夢を叶えた。シャンパンファイトでは歓喜の選手たちが勝利の美酒に酔いしれた。