ワールドビジネスサテライト SDGs×WBS
観光産業は二酸化炭素排出量の1割以上を占めると言われる中、大手企業は協業して地域に配慮したサステナブル・ツーリズムを掲げている。三重の伊勢志摩は伊勢神宮だけでなく海産物も有名な地となっているが、日本旅行と日産自動車はグリーン・ジャーニーと題して環境に配慮した旅行を進めていくという。ツアーで使われるのも日産のEVとなっていて、EV普及を目指すとともにEVを人ごとから自分事とすることで普及させるという。名産の真珠を使ったブレスレット作り体験の際には温暖化で三重県では40年前の7分の1しか真珠が取れなくなっていることを学び、志摩市の「きんこ芋」を使ったスイーツなど地元の食文化も知ることもできる。グリーン・ジャーニーと題したツアーは今後10年で200地域で行う予定だといい、1000万人の旅行者獲得を目指していくという。サステナブル・ツーリズムの市場規模は2021年には73.6兆円規模だが27年には129.4兆円規模まで増加することが予想されるという。