ワールドビジネスサテライト (ニュース)
原田亮介が来日中のIMFゲオルギエバ専務理事のインタビューを行った。今年の世界経済成長が当初の予測よりも減速していることについて聞くと「貿易摩擦が世界経済の成長を抑制している。関税以上に不確実性や先行きの見えなさが懸念される。世界経済のリスクは明らかに下振れ傾向にある」と述べた。一方で「現時点では景気後退を予測していない。多くの国で雇用は過去最高水準にあり、賃金にもいくつかの改善が見られる」と指摘した。参院選では給付や減税が争点となっているが、ゲオルギエバ専務理事は「日本は災害が多い国なので、強固な財政の緩衝材を持つことが必要だ。減税にように助けが必要ない人にも効果が及ぶような政策は賛成できない」と指摘した。