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NHKの情報提供サイト「ニュースポスト」に寄せられた視聴者からの疑問に答える。「マイナ保険証を使っているがよく分かっていない人もいる。国はマイナ保険証をどのように周知しているのか」という投稿について渡邉千恵記者が解説。マイナ保険証は健康保険証の登録をしたマイナンバーカード。12月2日、健康保険証の新規発行は終了。国民健康保険や後期高齢者医療制度の保険証は有効期限まで使用可能。国があげるメリットは医療情報の共有、高額療養費の限度額超の支払が手続きなく免除、新しい保険証の発行を待たなくてよい(転職など)こと。マイナンバーカードを持っている人は全人口の75.7%うちマイナ保険証の利用登録をしている人は8割。利用率は15.67%。マイナ保険証にを紐づけているかどうかはマイナポータルへアクセスすることで確認できる。利用が進まない背景について、中央大学教授・宮下紘教授は「医療情報は機微性が高いので不安感が国民の間であるのではないか。保険証のひも付けミスが明らかに。個人情報の管理への不安が高まりマイナ保険証の利用率が低迷しているのではと思われる」とコメント。「資格確認書」は健康保険証とマイナ保険証を持たない人に自動的に送られてくる。今の健康保険証と同じく保険で受診できる。申請は不要。医療機関側でマイナ保険証の対応ができなかった場合には資格情報のお知らせが届くということ。手持ちの健康保険証は全てのケースで最長1年間使用できる。専門家はデジタルと紙の並行期間の長さがデジタル化成功へのカギになると話している。「併用期間を長く設けることで徐々にデジタルへの信頼が高まり浸透していくものである」としている。