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けさは昭和からプロのキャリアをスタートし、今年40年目を迎えるレジェンドのSPインタビュー。その人物はサッカー・三浦知良選手(57)。カズ選手は昨日解禁となった生命保険会社の新CMに登場した。CMの内容にちなみ「鼓動の音が聞こえるくらい緊張したシーンはある?」と質問すると、「試合前、試合のホイッスルが鳴るときは緊張感は常にある。今でも。一番はブラジル時代のデビュー」と語った。カズ選手のプロデビューはサッカー王国・ブラジル。15歳で海を渡り、18歳でプロ契約。今でこそ多くの選手が海外でプレーをしているが、当時は異例中の異例だった。夢は日本代表。ブラジルで8年を過ごして日本に帰国。1993年、Jリーグが開幕するとブラジル仕込のドリブルからのシュート。ゴールを決めると代名詞となっているカズダンスを披露した。日本代表ではエースとして歴代2位の通算55ゴールをマーク。27歳からはイタリアなど再び海外4カ国でプレー。去年は56歳でポルトガルリーグに挑戦。年齢が30歳下の選手の中でしのぎを削った。そして現在はJリーグの下部・JFLのアトレチコ鈴鹿クラブでプレーを続けている。近年は試合途中からの出場が多いカズ選手。限られたプレー時間で最大限のパフォーマンスを発揮するため、日々の生活は全て準備だという。Jリーガーの平均引退年齢が26歳と言われる中、56歳になっても挑戦を続ける原動力について聞くと「挑戦することに年齢は関係ないと思う。常に試合で良い結果を出そうと思ってやっている。いかに自分が良い準備ができて情熱を燃やせられるかが一番重要」と語る。”たどり着きたい場所”については「実際はつかめそうでつかめるもんじゃない。自分がそこに向かっていけるエネルギーとして戦えるモチベーションだと思う。その過程が面白い」などと話した。