- 出演者
- 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 駒村多恵 菅谷鈴夏 妻夫木聡 ジョン・カビラ
きょうのゲストは妻夫木聡さん、ジョン・カビラさん。
妻夫木聡さんが沖縄を訪問。20年前の映画「涙そうそう」で沖縄を知り、プライベートでも度々訪れているそう。今では親友もいる第2のふるさと。妻夫木さんは「あんぱん」で日本軍の上等兵を熱演し、沖縄について深く知りたいと考えるようになった。
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妻夫木聡さんが沖縄市のコザにやってきた。沖縄市観光物産振興協会には顔なじみがおり、行きつけの宮古そばのお店もある。こちらは営業時間が夜6時から朝5時まで。コザは米軍嘉手納基地があり、米兵相手のお店も多い。7年前から営む美容室は、お客さんの8割が米軍の兵士。刺繍専門店では、国旗に加え、米軍の階級章や部隊のマークも作っていて、かつては米軍関係のお客さんが多かった。兵士の要望に応えてオリジナルの刺繍を作ってきた。ベトナム戦争が始まった1965年、派遣にあたり士気を高めようと注文されるデザインも変わった。店には沖縄に戻ったら受け取りに来る約束だった注文がいくつも残っている。
ジョン・カビラさんは、米兵も帰ってくるか分からない、戦争に負けた相手、それも沖縄でずっと米軍の施政管理下にあった時代を知るお父さんがその刺繍を作っているせつなさにひしひしくると話した。妻夫木さんは現地で観光協会の方に驚かれなかったことについて、ヒゲも剃らずにタオルを頭に巻いて街を歩いていると話した。妻夫木さんは9月公開の映画「宝島」に出演する。番組では視聴者からのお便りを募集。
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映画「宝島」が9月公開。部隊はコザ。コザ暴動が描かれる。当時コザ暴動を目撃した中根学さんに話を聞いた。本土復帰前、沖縄では今以上に米兵による事件・事故が相次いでいた。ひき逃げされても捜査が満足にされず無罪になることも少なくなかった。こうした状況に対して沖縄の怒りが噴き出したものだった。その1年半後、沖縄は本土復帰を果たしたが、米軍基地は変わらなかった。
返還前の沖縄では、米兵による交通事故・暴行事件があっても捜査権は琉球警察になく手出しができなかった。そこで沖縄の怒りが爆発したのがコザ暴動だった。カビラさんは、大人たちが暴動がおきたと話していたことははっきりと覚えていると振り返った。妻夫木さんは、現行犯なら逮捕できるが、逮捕してもアメリカの憲兵隊に引き継がなければならず、基地に連れ込まれた米兵には手出しができなくなっていたと語る。番組の取材に応じた中根学さんは、沖縄の怒りを示したのに米軍も国も変わらなかったと語っている。
妻夫木さんは宜野湾市にある佐喜眞美術館を訪れた。普天間基地のすぐそばにある。妻夫木さんは連作「沖縄戦の図」を見たかったそうで、じっくりと鑑賞した。沖縄戦では県民の4人に1人が命を落とした。「沖縄戦の図」を描いたのは、丸木俊・丸木位里夫妻。大勢の住人から声を集め6年かけて完成させた。
妻夫木さんは「沖縄戦の図」は戦争の現実、絶対知っていなきゃいけないし忘れちゃいけないしこれからも考えていけないと涙ながらに語った。映画「宝島」は、ドキュメンタリーとして全国に公開されつつあり、公開されたのが23年。事件を機に、平和の尊さや融和を求める心の大事さを知るべきだし、人間には狂気をとめる力もあるはずだと話した。館長・佐喜眞道夫さんは、「沖縄戦の悲劇を描いた絵のそばに米軍基地がある理不尽さを感じてほしい」とコメントしている。
妻夫木さんは千原エイサー保存会のエイサーの練習の場を取材した。エイサーは地域によって振り付けの型が違う。千原エイサーは先祖供養のため士族により約200年前から始まり、空手の型が組み込まれている。嘉手納基地の滑走路がある場所にかつて千原地区の家や畑があった。自分たちのふるさとを次の世代につなげるために、今年新たに紙芝居をつくった。妻夫木さんは許可を得て、米軍基地内にある土地の神・土帝君の祠を訪れた。ここで千原の人たちは年に一度、エイサーを奉納している。
沖縄のアメリカ軍基地は本島の約15%。視聴者からのお便りを紹介した。
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ロシア・モスクワと北朝鮮・ピョンヤンを結ぶ直行便が、27日就航した。去年、両国が署名した包括的戦略パートナーシップ条約に基づく関係強化を象徴する動きとして、今後どこまで利用者が増えるか注目される。直行便運航は30年以上前に運航が途絶えて以来。
ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州で列車が脱線し、少なくとも3人が死亡し、複数のけが人が出た。現場には大勢の救助隊員が駆けつけ、車両に上って救助にあたる姿も確認された。約100人の乗客がいたとみられる。メルツ首相は、事故に衝撃を受けているとして、対応に全力を尽くす考えをSNSで強調している。
参議院選挙の敗北を受けて自民党はきょう、両院議員懇談会を開く。続投の移行を示す石破総理大臣は、アメリカの関税措置を巡る日米合意を着実に実行していくことなどを説明し、理解を求める考えだが、辞任を迫る意見が相次ぐことも予想され、事態の収束は見通せない状態。
アメリカのトランプ大統領はEUのフォン・デア・ライエン委員長と会談しEUに対して来月1日から課すとしていた30%の関税を15%にすることで合意した。
全国の気象情報を伝えた。
視聴者からのお便りを紹介した。子どもたちが朝ドラ「あんぱん」で演じる役とあさイチでの姿を見ても気づかなかったなどと紹介された。若い方から沖縄戦の絵に関するお便りも多く寄せられた。
妻夫木さんが北谷町を訪れた。町の約半分の面積を占めるのが米軍基地。そのため、お客さんの約8割が外国人のお店もある。人気メニューがボリューム満点のモーニング。3年前には黄色いスクールバスの内装を改造した古本屋が誕生し、沖縄に関する本が楽しめる。店主から「絵はがきにみる沖縄」をおすすめされた。また、周辺地域の航空機の騒音は1日平均50回発生していて、店主は基地がある暮らしを感じてほしいと訴える。
航空機の騒音は平均で90デシベルあり、会話ができないほどのうるささ。妻夫木聡さんは、沖縄の方は常に戦争のにおいを感じながらまだ生きている、そしてどこかまだ戦争が終わっていない気持ちがあるんじゃないかと話した。基地周辺の土地は50年ほど前から国による買い上げが始まっている。
妻夫木さんが北谷町のクマヤーガマを訪れた。米軍上陸の前年、攻撃から逃れるため住人たち300人は半年にわたり避難した。洞窟内にはいたるところに生活の痕跡が残されている。このガマは半年間、全員の命を守った。沖縄には“命どぅ宝”という言葉ある。
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- 北谷町(沖縄)