- 出演者
- 市村正親 藤本美貴 嶋佐和也(ニューヨーク) 屋敷裕政(ニューヨーク)
オープニング映像。
ゲストの藤本美貴とニューヨークはパスタについて大好きであるやめちゃくちゃ作るなど話す。
- キーワード
- パスタ
これまでパスタは水の量は鍋にたっぷりのお湯が必要としているが、トリセツ流はコップ1杯(400ml)の水で良い、さらに調理時間も17分から12分に短縮。調理器具もフライパン1つで失敗なくできると紹介した。まずは一般的なレシピとトリセツのレシピを食べ比べてもらうと同じ麺、材料なのにトリセツ流の方がもちもちしているなど、トリセツ流の方が美味しかったと答える人のほうが多かった。パスタにはもちもちにしやすいものとアルデンテにしやすいと種類があり、アルデンテの方が日本の家庭でよく使われている。もちもちにしやすい方はイタリアの伝統パスタでその分価格が高くなる。
- キーワード
- パスタ
昭和8年からパスタ製造をしている工場を訪問。もちもちパスタの製造時間は通常のものより約5倍かかっている。最大の違いが乾燥で一般的な製法は約90℃に約8時間であるがもちもちは約40℃で2日間かけて乾燥させている。小麦粉の分析などを行っている帝京平成大学の前田竜郎教授はパスタの断面図を紹介。生デンプンが中心まで糊化していてこれがもちもちになる。そしてアルデンテのパスタは糊化しにくいためもちもちになりにくい。
アルデンテのパスタをもちもちにする方法を生み出したイタリアンの梯哲哉シェフは蒸気を利用していた。その理由は不明であるが風味も落ちていないという。続いて山田昌治特任教授はパスタをもちもちにする秘密兵器として取り出したのはフライパンでポイントはフタで中を蒸気いっぱいにする。餃子の皮がもちもちになるのと一緒であると説明。蒸気で作ったパスタはもちもちと比べても同じくらい糊化していた。一方で弱点があるという。それは吹きこぼれ、そこでトリセツで使用するのは「油」。小さじいっぱいの油を入れて茹でると油無しと比べても吹きこぼれていなかった。油は水と交わらないため泡に入り込み、泡が弾けて大きくならない。油は食用油なら何でもOKでうどん、そうめんを茹でる時も活用可能となっている。
おいしさパスタの秘訣を紹介。教えてくれるのはイタリアンのシェフである日高良実さん。修行中に学んだのがソースとパスタが一体化していないとおいしくないということでイタリアの伝統パスタはソースがよく絡み、一方いつもの方は絡みにくい。伝統パスタの麺の表面にはでこぼこがあり絡み、さらにでんぷんが溶け出しやすくなっている。しかしこの悩みもトリセツ流では解決。ヨウ素液で確かめると伝統パスタより青くなっていた。通常鍋でゆでるとデンプンをお湯と一緒に捨ててしまうが、トリセツ流ならデンプンは残っていてソースが絡む。
スタジオでトマトパスタを調理する。トマトは先に塩と砂糖で下味をつけ、オリーブオイルとにんにくを入れて中火で炒める。水400mlを入れて、パスタを入れる。フライパンが小さい場合は水につかるようパスタを入れふたをして強火、蒸気を閉じ込める。味付けは最後にする。茹でる前に塩分を入れるとパスタが硬くなりやすい。中火で約2分、とろみが出るまでかき混ぜ盛り付けたら完成。スタジオには2種類のパスタが登場し、ゲストが試食した。
パスタは約500種類存在する。その理由は「マンマ」手作りパスタを作り、様々なパスタをコースに合わせて作り提供している佐藤崇行さんによると「マンマ」はイタリアのお母さんたちのことで村ごとで食べられないパスタもあるなど個性豊かなバリエーションが土地に根付いている。そこでスタジオでパスタ「マッロレッドゥス」を手作りしてみた。マッロレッドゥスのようなショートパスタはくっつきにくく、お弁当に最適である。佐藤シェフのおすすめ弁当として、茹でてお好みのパスタソースをかけるなど紹介した。
エンディング映像。
あしたが変わるトリセツショーの次回予告。