- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛
福岡・朝倉市で万能ねぎが作られている。7月には記録的な大雨に襲われ、万能ねぎのハウスも多くが水に浸かった。それから3か月、復活に向けた動きが始まっている。
- キーワード
- 万能ねぎ
万能ねぎの収穫は6月末から始まる。生産者の丸林新二さんのハウスを訪れた。この日、新二さんの父・宗利さんも手伝いに来ていた。朝が1番鮮度がいい状態で、葉がかたい、葉先がきれい、真緑の万能ねぎが良い。栽培で1番気を使うのが水の管理。水やりのタイミングは土のひび割れ。霧状にまくことでムラなく水分を与えられる。7月10日、九州に線状降水帯が発生し、朝倉市に数十年に一度の大雨が降った。農地には大量の雨水が入り、万能ねぎを栽培するハウスの8割以上が被害を受けた。水に浸かると品質が落ち、収穫間近のねぎの多くが出荷できなくなった。万能ねぎの被害額はしない全体で約1億5000万円に上った。丸林さんのハウスは、嵩上げしたか所は被害を最小限に済ますことができた。被害を免れた万能ねぎは無事出荷されたが、品薄状態が続く。一度浸水すると土に雑菌が入り込む可能性があるため、丸林さんは畑の土を一から作り直し、そこにタネをまいた。10月には収穫にこぎつけたいとのこと。
スタジオに届いた万能ねぎは、大雨のあと新しい畑で作られたもの。試食した天野は「辛味とか本当に何もないね。青々とした」などと話した。昭和50年代はじめ、朝倉市の万能ねぎ農家が首都圏に売り込みを始めたが、当時の関東は白ねぎが主流でトラック輸送だったため、鮮度も保てず売れ残りが続出した。その時、航空機の輸送を思いついた。新鮮なまま運ぶことができて消費者からの人気が急上昇した。
福岡県立朝倉東高等学校の生徒たちが株式会社を運営し、オリジナル商品を開発・販売している。生徒の山下若菜さんはCEOでもあり、地元企業と連携している。朝倉ドレッシングは生徒が開発して大ヒットした。高校生たちが目指すのは、利益だけでなく、地域のためになる商品。
地元の食堂店主・矢野恭平さんは朝倉市の万能ねぎを主役にしたメニューを提供している。万能ねぎ豆腐は、万能ねぎをすりつぶして作り、最後に白髪ねぎをのせる。豆腐の内と外からねぎを楽しめる一品。
地元の食堂で提供される万能ねぎ豆腐をスタジオで出演者らが試食。天野は「ねぎの塊」、松井は「上品な味わいですね。後からごまが追っかけてきて」などと話した。高校生が開発したドレッシングを使ったパスタも試食し、出演者からは好評だった。
エンディング映像。
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