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今回は小鳥の愛らしさを小物入れで表現した作品。講師は布小物作家のnakinekoさん。
オープニング映像。
香川県高松市の郊外にnakinekoさんの自宅がある。リビングの奥に居心地の良さそうなアトリエ。nakinekoさんが紹介するのが小鳥の小物入れ。基本的な作り方をマスターすれば自分好みのアレンジも楽しめる。
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- 高松市(香川)
作品のポイントになる羽にはお気に入りの生地を選ぶ。型紙は0.5cmの縫い代込みで用意する。接着キルト綿ののり面を上にして置き表ボディーとまち用の布を重ねる。当て布をしてアイロンで接着する。次に布側に表ボディーとまちの型紙を当て輪郭を写す。ボディーの型紙は反転させて輪郭を写す。輪郭通りにカットしたらキルト綿側に合い印をつける。断面や表面にも少し印があると後の作業が楽。表布の裏面にキルト綿を貼り合わせたあと、型紙の輪郭を写して切り抜く。羽の裏布にはキルト綿を貼らない。裏布2枚を重ねて半分に折り真ん中に切り込みを入れる。この切り込みが返し口になる。
表布と裏布の表面同士を合わせる。0.5cm内側にミシンをかける。羽の先まで来たら針を刺したまま布の方向を変えて続きを縫う。縫い終わったらキルト綿のかどをカットする。次に縫い代を0.2~0.3cm残してカットする。周囲に0.5cm間隔で切込みを入れる。表に返しキルト綿をカットしカーブ部分に切り込みを入れておくことで羽の形がきれいに整う。
nakinekoさんの生地選びを紹介。nakinekoさんは、「生地のトーンが統一されているとデザインを選ばず使いやすい。ビビットなネオンカラーが入っているようなのも作って楽しい。考えているとワクワクして生地から元気をもらうことは結構ある」と話した。
子どもの頃から絵を描くのが大好きだったnakinekoさんは美大に進みデザインやイラストを学んだ。卒業後は東京のデザイン事務所に就職。求められる結果に応えられず職場にいるのが苦しくなった。その当時猫の存在に癒やされた。猫との縁はその後もあり、仕事を辞め実家に戻っていたある日、瀕死の子猫に出会い保護した。元気になるまで世話をして里親に譲渡した。やがて持ち前の創作意欲が湧きミシンに向かう日が増えた。猫に負けずとも劣らない愛おしい存在は近所の川にも。身近な生き物たちに向ける温かい眼差し、その奥にある無垢な優しさからnakinekoさんのハンドメイドが生まれている。
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続いてボディーに羽と目をつける工程。表ボディーの型紙を用意して目と羽の位置をくり抜いておく。表ボディーの表面に目の位置の印をつける。型紙を使って羽の位置を決める。型紙を外して裏に返し半返し縫いで縫い留めていく。縫うのは羽の輪郭から1cm内側。羽の表布には針を通さないよう注意する。羽を付けたボディーに目を縫い留める。
続いて小物入れの底に小鳥の足と爪を刺繍する。足をストレートステッチで刺す。左側が出来たら糸を切らずに右側を刺繍。この時裏面に糸が長く渡るのでキルト綿だけを1針すくう。次にストレートステッチで爪を刺繍する。写真などを参考に自分なりの表現を探して見るのも楽しい。
ここまで来たらパーツを縫い合わせて立体的に仕上げる。ボディーとまちの合い印を合わせてまち針を打つ。底中央からまち先に向かってミシンをかける。縫い代0.5cmで左右に分けて縫う。反対画のボディーも同様。キルト綿の角を薄くカットし、縫い代を0.2~0.3cm残して切り落とす。縫い代に切り込みを入れる。
続いてくちばし。5cm角の布を折り端にしつけをかける。ボディーの頭部はくちばしつけ位置を残してその上を縫う。縫い残したところにくちばしを差し込みミシンをかけて縫い留める。先に縫った上下の端と2針ほど重ねて縫う。縫い終わったら余分をカットする。
続いて尾を作る。針先で布の三辺の織り糸を抜く。同じものを10枚重ねて端を縫い留める。次に尾のつけ位置の上下を縫ったあと縫い残したところに尾を差し込んで縫い留める。尾とくちばしを付けたらこれまでと同様キルト綿と縫い代の余分をカットして縫い代に切り込みを入れておく。入れ口から返し全体のバランスが整っているか確認しておく。
次は裏布を仕立てる。裏布のボディーとまちを中表に合わせて縫い合わせる。この時入れ口と返し口は残しておく。2つを縫い合わせ、裏布は表面を外側にしてもう一方は裏面を外側にし裏布を入れる。入れ口を縫うが両端はミシンで縫いづらいので避けて縫えるところまで縫う。縫い残した部分はミシン糸2本取りで本返し縫いで縫う。両端は力がかかるので丈夫に縫っておく。入れ口の縫い代をキルト綿側に倒しかがり縫いで縫い留める。この時表布まで針を通さずにキルト綿だけをすくう。こうすることで縫い代の箸がほつれず表に返した時入れ口が綺麗に整う。裏布の返し口から表に返したらコの字とじで閉じる。裏布を内側に入れて形を整えたら小鳥の小物入れの出来上がり。
これまで500種類以上の生地で作ってきたnakinekoさん。柄の取り方にもコツがある。同じ生地でも柄の取り方一つで変化を付けられる。お気に入りのモチーフで刺繍をあしらう。尾のアレンジも楽しい。
イベントなどで展示販売も行うnakinekoさん。ある会場で忘れられない出来事があった。nakinekoさんは、「今買うには高いと言っていた会社に務めだした新米の子を応援したい気持ちになって、いくら位なら買えるか聞いて今回はその価格にするから仕事頑張ってもらってまた機会があったら作品を見に来てと譲ったことがある」と話した。猫に癒され鳥に励まされ心を込めて作ってきた。nakinekoさんは、小鳥の小物入れが誰かの日々を癒やす・応援するお守りになって欲しいと話した。
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