- 出演者
- 加藤紀子 南波雅俊
千葉県木更津市が人口14万人ほどで古くから港町として栄える。向かったのは山の中にあるFRDジャパン。代表の十河哲朗さんはここでサーモンを養殖しているという。会社の中には海の魚のサーモンの生け簀があり、年間30トンを出荷している。その養殖方法は水換えをほとんどせずに陸上養殖をしている。水をきれいにできるろ過システムを使って水を再利用している。閉鎖循環式陸上養殖は、SDGsでも注目される。ananなどの雑誌でも取り上げられたという。十河さんは陸上養殖についてサーモンは本来寒い国でしか作れない魚だったが限られたエリアだけで生産できないほど需要が増えていて日本のような温かい国でも陸上養殖で養殖しようという会社が増え始めているという。その技術はかなり難しいと答えた。
サーモンと言えば回転寿司店などでもよく食べるネタのランキングで1位。日本人が大好きな魚。しかしその殆どはチリやノルウェーなどからの輸入で、同じ水を使用し陸上養殖をするFRDジャパンではどのようにサーモンを育てるのか?そもそもサーモンをはじめとした海の魚を養殖する場合には海で行う海面養殖が一般的で、大量の海水が必要になる。しかしFRDジャパンがあるのは山奥で大量に必要な海水はどうしているのか?大量の海水を海から運ぶ場合はコストや手間がかかるが水道水をしようしそれらを削減している。海のミネラルなどを加え、飼育水にしている。水道水を使うことでもう一つのメリットには養殖のリスクには病気がありサーモンが住んでいる海にウイルスがいて、海水を使用しなければ病気を入ってこれないようにできるという。さらに強力なろ過装置については企業秘密だという。
FRDジャパンでは強力なろ過装置を使用しているがこれについては企業秘密だという。汚れた水道水をバクテリアが分解し生け簀に戻しているが蒸発どで失われる水分だけを補給し、この循環にも大きなメリットがある。従来の海面養殖では大量の餌やフンによる海洋汚染が問題になっていたが閉鎖循環式陸上養殖なら海を汚す心配もなく、また輸入にかかっていた物流にかかるコストもない。味についてもおかそだちというブランドで様々な場所で販売されている。木更津市で大人気食堂の海鮮食堂KUTTAでは、サーモン丼として販売。鴨川シーワールドでは結婚式の料理などに使われる。サーモンはまず埼玉県さいたま市にあるさいたまプラントで6ヶ月間育てられ、オーダーメイドの餌を与える。その後大きな生け簀のある木更津市プラントへ送られ6ヶ月間育てる。3キロに成長したサーモンを活け締めし血抜きと冷やしこみを行う。紀ノ国屋では2021年から販売を行っているが持続可能という部分で魅力を感じ導入したというが非常に味が良いと評価を得ているという。
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- FRDジャパンKUTTA丼おかそだちさいたま市(埼玉)サーモンブライダルプラン コース料理大人のナイトプラン~房総の春セミコース料理木更津おかそだちサーモン丼木更津市(千葉)海鮮食堂KUTTA紀ノ国屋インターナショナル紀ノ國屋青山(東京)鴨川シーワールド
またホテルニューオータニでも2021年からおかそだちをレストランで使用している。統括料理長の太田さんは食糧問題が将来的にあるという中で今から対策をとおかそだちサーモンをみつけ、味も申し分なくレストランで提供できると感じたという。
スタジオで輸入サーモンとおかそだちの食べ比べを行った。難波アナはおかそだちはサーモンの身に弾力があると答え、加藤は噛み締められると答えた。十河さんは美味しさの秘密に鮮度の良さだというが、空輸すると時間はどうしてもかかってしまうが国内なのですぐに締めたサーモンを提供できるという。また企業秘密のろ過装置の仕組みを語った。
ふるさとの未来の次回予告。
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