- 出演者
- 加藤紀子 宮崎由加 南波雅俊
今各業種で人手不足が問題視されている。少子高齢化の進行や人材のミスマッチ、働き方の変化など、人手不足の原因は様々。2035年に日本では1日あたり1775万時間の労働力不足が見込まれこれは働き手が384万人分の不足に相当する。人手不足を解消するシステムを開発した企業がある。TOUCH TO GOは2019年に創業したベンチャー企業で、阿久津智紀さんは日本で初めてタッチ決済を始め、人手を介さずに物を売れるという仕組みを提供しているという。その無人決済システムを導入しているのは高輪ゲートウェイ駅構内にある店舗だが中に店員はいない。入口のゲートを通って店舗の中に進み商品を選択して会計モニターの前に立つとモニターに立っただけで選択した商品が表示される。通常のレジでは店員がバーコードを読みとるが、無人決済システムがあればその必要はない。こうした取り組みで少ない人数て店舗運営が可能。阿久津さんは無人決済システム誕生の背景に、自身がJR東日本の社員だった時からコンビニは当時から人が足りなかったという。またアルバイトがすぐにやめてしまうなどがあり今は本当に厳しい状況だという話を聞いていたのでなんとか解決したいという思いがあったと答えた。
TOUCH TO GOの無人決済システムがある高輪ゲートウェイ駅構内にある店舗は商品のバーコードの読取る必要がない。また、一度手にした商品を棚に戻し、購入せずに退店することも可能。もちろん購入したい商品がなかった場合にもそのまま出口からでる事ができる。その仕組みには店舗の天井の十数台のAIカメラを設置し、AIカメラで人物を捉え手にした商品を判別する。重さを検知するセンサーを設置しこれで商品の重さを把握している。消費な一つ減ればその分の重さが出る手にした個数を計測。また、お菓子のようなかるいものは商品を吊るす部分にセンサーがあり、問題なく個数を計測できる。無人決済システムがあればスキャンする必要がないのでバッグの中に入れたりすることもできる。
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- TOUCH TO GO高輪ゲートウェイ駅
しかし無人では、商品を持ち逃げする人もいるのでは?について阿久津さんは買い物が完了しないとゲートが開かないようになっているのでものを持ったまま外に出ることは不可能。また店内をコールセンターが見守ってる、また万引きが行われた場合、データが必ず残る仕組みになっていると答えた。誰でも簡単に利用できる無人決済システムはこの店舗以外にも。2021年にはファミリーマートと業務提携。丸の内に導入1号店が登場。。2020年にスタートした無人決済システムは全国で200箇所以上に導入されるようになった。阿久津さんは生活を支えるインフラとして機能していきたいと答えた。
阿久津さんは無人決済システムを作る上で一番苦労したことに人を見失わず追いかけることで、一瞬たりとも見逃してはいけないのでそれが大変だったので、あらゆる客の状況に対応する必要があると答えた。また高輪ゲートウェイ駅では朝1時間で220人の人がくるというが、混雑してもしっかり対応できているという。また人手不足の深刻な地方では無人決済システムはまさに必要とされているはずだと答えた。また商品の補充については年齢確認する商品もあるので一人アルバイトが品出しをするようにしているという。ファミリーマートでは近くの店の店員が対応するようになっているという。他にも東急ストアや紀ノ国屋でも無人決済システムが導入されているという。
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