- 出演者
- 天達武史 谷原章介 古市憲寿 田中良幸 堀池亮介 小室瑛莉子 岸本理沙 岩田明子
パリ五輪の話題。なでしこジャパンが決勝トーナメント進出を決めたことについて岸本理沙アナウンサーは「最後まで見ることはできなかったが、田中美南選手が2点目を決めたシーンなどは見ていた」などコメント。後ほど岩渕真奈さんが詳しく解説。また、体操個人総合について谷原章介さんは「団体でも見事な金だったが、個人でもまさかニューヒーローが誕生して金が取れるとは」などコメント。後ほど塚原さんとお届け。
パリ五輪の話題。体操個人総合で岡慎之助選手が金メダルを獲得。その全演技を紹介。20才の岡選手がオリンピックの頂点に。大きなケガを乗り越えて始めて挑んだ晴れの舞台で完成度の高い演技を次々に披露。連覇を狙う橋本選手とともに挑んだ中国選手との激闘。
ゆか・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒の6得点で合計得点を競う体操男子個人総合の決勝が行われ、日本からは連覇に期待のかかる橋本大輝選手と20歳の岡慎之助選手が出場。岡選手はゆかで14.566点と安定した演技を見せるが、ライバルと予想される中国の張博恒選手は着地が乱れる様子が見られた。橋本選手はあん馬で落下してしまい12.966点となってしまうが、岡選手はここも14.500で2種目を終えて1位となる。岡選手はつり輪・跳馬もミスなくこなしていく。岡選手はおととしの大会で全治約10か月の右膝前十字靭帯断裂を患ってしまう。それでもリハビリの際には苦手だったつり輪の練習を行っていき、今年5月のNHK杯を優勝したことで五輪代表入りを果たした。中国も張選手と肖若騰選手が追い上げる中、岡選手は平行棒もミスのない演技を決めていき、わずかな差で3人が並ぶ状況となった。そして、岡選手は最後の鉄棒を成功させ、総合86.832で金メダル獲得となった。対する橋本選手は6位という結果に涙を流し、けがしてからここまで戻って演技することができたので堂々とやりきれたという気持ちでいっぱいですと振り返り、団体で金メダルを取れたので幸せすぎて涙が出たとも振り返った。そして、岡選手は感謝を込めることをテーマに掲げていたので、しっかり感謝を伝えられたと振り返った。
パリ五輪体操個人・岡慎之助が金メダルを獲得。日本勢としてはこの競技4連覇となった。入江は「層が厚い」などとコメントした。元体操日本代表・塚原直也は岡について「予選から完ぺきな演技だった。驚いている。怪我したところから復活して感謝でいっぱいという気持ちが出ていた。普段岡はクールで、演技が終わったら表情を崩さないから、ガッツポーズは意外だった」などとコメントした。
団体に続き体操個人総合で金を取り、岡慎之助が2冠達成となった。今回の試合は「感謝を込める」ことがテーマだった。岡慎之介の父・岡泰正は最後の鉄棒のときの心境について安心感があったと話したが、今まで安心して見れた試合について聞かれると「ないぐらいです。初めて。この大舞台で緊張はしてたと思うんですけど、すごいですね。僕の宝です」とコメント。また父によると、オリンピックの金メダルのご褒美としてお小遣いを50万円渡す予定だと話しているという。体操の競技会の空気感について小室は「女子団体は演技を楽しむ、フィギュアスケートに似た、競技を魅せてくれるような雰囲気だったが、男子は競技性の強い緊張感がある空気に包まれていた」などと話した。
岡の父は大の巨人ファンで岡慎之助の名前も巨人・阿部慎之助からつけたという。現在日本はフランスと並んで金メダル数2位となっている。アメリカの予想する獲得数は金13個だが、日本の目標は20だという。岡の最終的な順位をみると、2位の中国・チョウ選手との差はわずか0.233差。最初の種目”ゆか”では岡とチョウの差は1.333差あった。さらに2種目目”鞍馬”で1.500差まで開いた。しかし後半に入るとポイント差がどんどん縮まっていき、最終的に岡が逃げ切ったと言う形になった。岡について塚原は「鞍馬のブスナリという技は難しく、予選会でも落下するなど安定していなかったが、今回完璧に決めて波に乗れた。鞍馬を終え、跳馬の着地をみてこれは行ったなと思った」などとコメント。橋本については「始まる前から疲れが見えていた。ケガを乗り越えて急激に試合に出れるよう無理をして調整をしてきたことによる疲れが出てしまったと思う」などとコメントした。日本でいい選手が多く出てくることについて塚原は「日本の強化システムがしっかりしている」などと話した。
パリ五輪の話題。なでしこジャパンが決勝トーナメント進出を決めた。日本時間きょう未明に行われたサッカー1次ラウンドの最終戦。相手はアフリカの強豪ナイジェリア。1勝1敗の勝ち点3で迎えたなでしこジャパンは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。開始直後から有利に試合を勧めるなでしこ。試合が動いたのは前半22分。濱野まいか選手が先制点を決めた。さらに前半32分に田中美南選手が追加点。田中選手といえばブラジル戦でPKを外し、試合後のインタビューでは「FWなのでゴールという結果を狙いに行きたい」など話していた。今回のゴールで雪辱を果たした。
なでしこジャパンのリードは2点。しかし、前半終了間際ナイジェリアの反撃が始まり1点を返され2対1に。その流れを変えたのはアディショナルタイム4分。2点目をあげた田中選手がフリーキックを獲得。キッカーは今大会初出場の北川ひかる選手。直接見事なゴールを決めて3対1に。そのまま前半終了。後半に入ってからも有利に試合を運ぶ日本。ペナルティエリア内でPK獲得かと思われたが、PKは取り消しに。その後はキャプテンでチーム最年長熊谷紗希選手率いるディフェンス陣がナイジェリアの攻撃を完璧に封じ、日本が3対1で勝利。決勝トーナメントを決めた。2017年からなでしこのキャプテンをつとめる熊谷選手。金メダルを目指した東京オリンピックではベスト8に終わり、世界と日本では差があるなど語っていた熊谷選手はブラジル戦では同点に追いつくゴールを奪っていた。
堅いディフェンスでなでしこを率いるなでしこのキャプテン熊谷紗希選手。実はナイジェリア戦で前半腕に巻いていたキャプテンマークが後半は着いていなかった。本人に尋ねると「ちょっと忘れた。給水タイムで戻ってきた」などコメント。強いリーダーシップでチームを牽引する熊谷紗希選手は「ほんとうにここからだと思っている。まずは第一関門突破できたことはうれしいが、次にむけていい準備がしたい」などコメント。田中美南選手は「次から本当に厳しくなる、1失点1得点の重みが増す、優勝金メダル取って帰りたい」などコメント。
なでしこジャパンがパリ五輪で決勝トーナメント進出を決めた話題。岩渕真奈さんは「3戦目にしてやっとなでしこらしくいろんな得点のパターンが出たことがポジティブ。やはり1点目の濱野選手のゴールはチーム全員で作り上げたゴールだったので重要だった。ゴールを決めた北川選手は初出場を感じさせないくらい1試合通して良かった」などコメント。準々決勝の相手は世界ランキング5位のアメリカ。勝利のカギについてこのあと岩渕さんが解説。
「パリオリンピック2024競泳」「オドオド×ハラハラ」の番組宣伝。
サッカーなでしこは死の組とされたグループCを自力で突破している。次戦はアメリカ戦となる。岩渕さんはアメリカは監督が変わる中で勢いの良い状況であり、細かく繋ぐプレーからフィジカル重視に戦術を変えている段階だという。日本は熊谷紗希選手の守備・田中美南選手の攻撃が鍵になるのではないかという。
BMXフリースタイルの中村輪夢選手は世界初の技を披露する様子も見られたが、5位入賞という結果だった。BMXの解説はノリの良さが特徴となっているが、この解説は勅使河原大地さんによるものとなっている。ジャスティン・ダウェル選手についてはカツカレーが好物という話や庭にスケートパークを持っていてレンタルも行っているというトリビアを紹介した。優勝したのはホセ・トーレス ヒル選手で氷をかけられて称え合う様子が見られた。
スケートボード男子ストリートを制したのは堀米雄斗選手。SNSには「堀米ダンク」が注目された。これは堀米選手とNIKE SBのコラボモデルで、「NIKE SB DUNK LOW × YUTO Wolf Grey」が正式名称となっているが、金メダル獲得を受けて定価が1万7600円だったのに対しオークションサイトでは7万円以上の値段で出費される様子が見られる。選手個人とコラボすることは異例なのだといい、それだけ世界的に評価されているのではないかという。
スケートボード男子ストリート・堀米雄斗選手が金メダル獲得時に履いていた“堀米ダンク”が人気。去年8月に発売、現在は生産していない。白とグレーを基調にオリーブ色、茶色、ピンクが差し色として使われている。練習で利用している大島小松川公園をイメージ。かかとのサイドにあるマークは家紋。見て元気をもらっている」と話している。
五輪観客席で編み物をしている男性。この男性は開会式で英国選手団の旗手を務めた飛び込み男子のトーマス・デーリー。今週月曜日、男子シンクロナイズドダイビング10メートル高飛込に登場。水しぶきがほとんど上がらない美しい入水を連発。見事、銀メダルを獲得。そのダイナミックな演技をは裏腹にプールからあがると、黙々と編み物に熱中。東京五輪でも試合の待ち時間に編み物をしていた。手編みのマフラーをぬいぐるみにプレゼント。そんな姿がカメラにとらえられ一躍“編み物王子”として脚光を浴びる。パリ五輪でも編み物をするトーマス・デーリーを発見。五輪公式SNSに「“編み物王子”が現れた!」「観客の中で編み物をするトーマス・デーリーがいないと五輪じゃない」と投稿。東京五輪では五輪マーク入りの白いカーディガンを編んでいた。パリではどんな作品が?先ほどトーマス・デーリー公式インスタグラムに完成したとみられるセーターを着ている映像が公開された。背中には「DALEY」と記され、裾にはフランスと英国の国旗が。編み物の腕前も世界クラス。編み物についてトーマス・デーリーは「試合前に気を落ち着けるルーティンのひとつ。編み物はマインドを保つ秘密兵器かもしれない」などコメント。
初戦のドイツ戦では惜しくも敗れたバレー男子日本代表。2戦目の相手は東京五輪銅メダルのアルゼンチン。第1セットは日本が圧倒。西田有志選手、高橋藍選手が左右エースが躍動。第2セットは石川祐希選手がチームを鼓舞。2セットを連取。
2セットを連取した日本代表だが、続く第3セットはアルゼンチンに奪われる。そして迎えた第4セット。吠える西田選手。石川祐希選手のブロック。高橋藍選手たちのサービスエースなどで第4セットを奪い、セットカウント3対1でアルゼンチンに勝利。
男子バレー日本代表の現在の順位はアメリカに次いで2位となっているが、勝ち点はアメリカ5、日本4、ドイツ3と激戦になっている。3位になると、他グループの3位のうち、成績上位の2チームが決勝Tに進めるようになるが、アメリカに勝ち2位以内で決勝Tに進みたい。アメリカとの決戦は明後日だ。
日本時間きょう午前5時半過ぎに行われた競泳男子200メートル平泳ぎ決勝に出場した渡辺一平と花車優。レースは地元フランスのスター・レオンマルシャンが引っ張る展開に。惜しくもメダルには届かず、花車優が5位、渡辺一平が6位となった。