- 出演者
- 若林正恭(オードリー) 岩谷圭介 山本和幹
日本科学未来館はジオ・コスモスがあり直径6m。宇宙からみた地球を再現している。細胞たち研究開発中というブースは細胞について体験しながら学ぶことができる。特に人気なのは国際宇宙ステーションを模した展示。無重力状態の暮らしのトイレや食事など宇宙飛行士の暮らしを知ることができる。今宇宙は国家間の競争や研究だけでなくビジネスの世界でも大注目。代表的なのがイーロン・マスク氏率いるスペースX。IPO調達額、史上最大の857億ドル。およそ13兆70000億円に。また月を巡る開発競争ではNASAは4月に月探査ロケットを打ち上げ。56年ぶりに人類史上最も遠い距離の記録を更新した。
日本企業も宇宙ビジネス参入。竹中工務店は月で暮らす居住施設の研究開発を進める。大林組は宇宙エレベーターという地球と烏有を全長10万キロのケーブルでつなぎ人や物資を輸送するというもの。国内外で盛り上がる宇宙ビジネス。
オープニング映像。
北海道江別市にある2016年創業の岩谷技研は従業員46人。CEOは岩谷技研。開発しているものは気球。北海道士幌町で試験飛行が行われた。午後2時にはCEOの岩谷の姿があり、一般的な熱気球ではなくガス気球。ヘリウムガスの浮力で浮上する。人が乗った友人飛行で宇宙の入り口とも言われる成層圏を目指す。高度1万メートルに到達し、高度2万メートルにまで到達。およそ5時間後着陸成功岩谷技研の行った無人・有人による飛行試験は550回以上。積み上げた経験をいかした新たなプロジェクトが動き出す。宇宙遊覧フライトの商業化として大手旅行会社や航空会社がパートナー企業として参加している。そのプロジェクトに欠かせない人物は山本和幹。岩谷は自気球では宇宙を見に行くことは出来るが、気球がいるのは成層圏だと答えた。成層圏は地上から10キロから50キロまでの間のことで、空気が安定した、雲などがない領域のこと。宇宙はその成層圏の上にあり、大気がほぼなくなる地上から100キロ先の事をいう。岩谷技研の気球は一般の熱気球とは異なり、空気よりも軽いヘリウムガスの浮力を利用している。気球が縦に細長いのは、気圧の低い上空にいくに連れて内部のガスが膨張するため、その余白をあらかじめ残しておく必要がある。
岩谷は気球で宇宙に行こうと思った理由は宇宙のことを元々したかったが、コストがものすごくかかるので、それを考えた時に気球に行き着いたという。山本さんは新事業開発の部長。岩谷を中心に技術開発を行っていてるが、営業や事業化、商業化を推進しているという。またパートナー企業には世界初気球による宇宙遊覧フライトに対して興味を持ってもらえているという。
岩谷技研が開発している気球をスタジオで解説。気球部分は30mほどあり、気球部分はプラスチックでできているという。気球に耐久性は内部の気体の圧力を外へ逃す構造。一般的な観測気球の生地の厚さは0.02ミリのに対し、岩谷技研の生地は20倍の厚さ。直径30mもある気球は強度を高める独自技術で製造されている。ヘリウムガスが抜けたとしても、気球自体がパラシュートの役割をし、安全な速度で地上まで降りられるという仕組み。紐が切れたら?どうする?に通常5本あればキャビンの荷重は耐えられるが、それが40本ついていて安全率は8倍になっているという。
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- 宇宙航空研究開発機構岩谷技研
キャビンにはどんな工夫が?に岩谷は、高度18~19キロをを超えると常温で身体が沸騰しはじめるが、生命維持装置や酸素や二酸化炭素、有害ガス、内圧を保持するための機構の管理が必要だという。しかしキャビン気球の浮力で飛行するために高性能であっても軽くなければいけない。大型生命維持装置は使えない。そこで小さくても内部の圧力ガス濃度を適切に調整できる独自の装置を開発。キャビンの中は地上と同じ環境なために宇宙服を着る必要もない。
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岩谷技研の気球を地球に無事に帰還させる方法についてはヘリウムガスを抜いて浮力を減らす。ヘリウムガスを抜く開閉弁をつけたのは気球の高度を下げるため。その開閉によってヘリウムガスの量を調節している。訓練をうけなくても乗ることができるが、1回の搭乗費用は?
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岩谷技研の気球は北海道発着で、2人乗りの6時間のフライト。1回の搭乗は数千万円規模になる見込み。また最短で来年の夏には運用したいと答えた。気球は同じ場所に戻ってくるのか?について岩谷は事前の予測が大事で、飛ばす前のタイミングで飛ばしたらどこに降りてくるのかシミュレーションを作っているという。岩谷技研はこれまで無人で500回以上、有人で50回以上実験していた。その帰還率は100%。試行錯誤をひたすら繰り返し安全を高めてきた。ここにたどり着くまでには失敗も様々あった。
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- 岩谷技研
岩谷は最初に実験を始めたのは2011年で16年前になるという。最初は風船だったが、それを北海道のどこかに落とそうという取り組みだった。しかし海の方にまで行ってしまい、日本では絶対にできないと思い知らされた。だめかも知れないと思っていた時に1本の電話が。偶然海に落ちた風船が流れ着いて、その人が拾ったと言ってくれ、まだやってみようと思ったという。さらに風船に取り付けたカメラのデータも戻ってきていた。カメラは錆びていて、ダメだと思ったが、データが見れたことも奮い立たされた理由。データには北海道の支笏湖や太平洋の映像が残っていたという。しかし宇宙に飛ばしたはずがそうはならず悔しい結果に終わったと答えた。
地球の周りを浮遊する物体それは宇宙ゴミ。使用期限を終えた人工衛星やロケットの残骸などはスペースデブリと呼ばれている。地球の周りには1億個以上のゴミがあり、ぶつかると人工衛星に大きなダメージを与える。立ち上がったのは2013年創業のアストロケール。開発した人工衛星が宇宙ゴミの軌道や速度にあわせて接近。先端についている磁力の力でデブリを捕まえる。そのまま高度を下げて大気圏へ。そしてゴミを切り離してデブリを燃やす。2024年にはデブリまで15mにまで接近し、世界で初めて成功。宇宙ゴミ問題は来年新たな人工衛星を打ち上げ予定だという。
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- アストロスケールホールディングス岡田光信
2011年創業のALEが取り組んでいるのは金属の粒を使って作り出す人口の流れ星。多くの人が願いを込める流れ星。小型の人工衛星を高度400キロの宇宙空間に打ち上げる。そこから金属の粒を角度や方向を調整し放出。大気圏に突入すると高度80キロから燃え始めて燃え尽きる。竹内は宇宙ゴミについて大きいもの同士がぶつかると破片になってしまい、大きいものは破壊実験を繰り返し、大きなものから回収して燃やそうというフェーズだという。8月にはスペースXのロケットの残骸が月面に衝突し、話題になった。衝突後の月の画像からは衝突前にはなかった黒い影が確認された。
岩谷は幼少期家電を分解して遊んでいたという。岩谷はこれを作った人の知恵が入っていてそれをみてみたいと思ったと答えた。また岩谷と山本は同い年だが人付き合いはドライと答えた。一方で山本は早稲田大学から電通北海道へ。人付き合いが大好きだと答えた。社長がドライなので飲みニケーションがなくなったという。また岩谷技研の取り組みが小学校の教科書に掲載されたという。また2035年には宇宙遊覧が1000万円台でいけるかもしれないというが、岩谷は宇宙は限られた人しか関われないものだと思っていたが、誰でも行けるようになったらいいと思っていて、誰でも行けるのは現状気球しかないので、頑張って下げたいと答えた。
若林は今日の総括に、今回もピュアな気持ちを持ち続けていることが道を切り開いているということを目の当たりにしたと答えた。
アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜の次回予告。
