- 出演者
- 近藤千尋 宮本夢羅 高橋成美
フィギュアスケートペアで活躍した高橋成美さんがフィギュア界のお金事情をオフレコ。
オープニング映像。
グランプリシリーズは全6大会のうち、各選手2大会に出場できる。さらに勝ち抜いた上位6人だけがグランプリファイナルに出場できる。高橋成美がファイナルに出場した際、1シーズンでの獲得賞金総額は600万円を超えていたと明かした。現在の為替レートだと賞金総額は1000万円を超えている。
大会だけでなくアイスショーのギャラがオフシーズンの収入になるという。高橋成美のアイスショーのギャラは1公演あたり10万円だと明かした。
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フィギュアスケートの衣装代は年間60万円かかる。衣装につけるストーンなども競技の特製に合ったものを特注で作っている。1着でも最低15万円かかり、選手によっては1着100万円かかることもあるという。スケート靴もエッジとは別で費用がかかり、コーチング料は年間で570万円かかる。コーチにはジャンプ・スケーティング・表現・サブなど複数のコーチが帯同しているため費用がかかる。さらにリンク代が年間120万円かかる。海外では国際大会で活躍した選手はリンク代が安くなるケースもある。振り付け料にも費用がかかり、高橋選手の場合、ショートプログラムで25万円。フリースケーティングで40万円かかる。総額で年間約960万円かかるという。高橋選手によると、赤字は当たり前でペアの賞金は折半のため年間収支は-700万円。
フィギュア界では自分だけで活動を続けていくのは大変なため、個人単位でスポンサー契約をして活動の支援をしてもらっているという。フィギュアスケーターはスポンサー探しも自分で行う。高橋選手の現役時代はまだフィギュアがメジャーになり始めて日が浅かったので、自ら企業に足を運びスポンサー探しをしていたという。最近ではクラウドファンディングで資金調達する選手もいる。河辺愛菜選手は1カ月で200万円、白岩優奈選手は2カ月で1400万円集めたという。クラウドファンディングのお返しは練習中の動画を公開したり、お礼のビデオメッセージを送る、などがある。またバイトをしながら競技を続けている選手もいる。
高橋選手はスポンサーがついていなかったら引退していたと語った。伸び悩んでいる時期に、タイミング良くスポンサーの話があり、やっと勝てるようになった。スポンサーがいなければスケートを続けられなかったし、スケート人生が嫌な思い出になっていたかもしれないと話した。
「オフレコスポーツ」の次回予告をした。
XOXO EXTREME「High-Posi-Cry」がエンディング映像として流れた。
