- 出演者
- 上垣皓太朗
上垣アナが東京・下北沢を訪れた。下北沢という町名はなく世田谷区北沢、北沢には電子通信機を製造する「フジテレビ」という会社があると紹介した。今回訪れるのはヴィレッジヴァンガード。各店舗に仕入れの裁量がある書店で店員さんの好きが詰まったキャラクターを取材する。
オープニング映像。世界・日本ともに需要が伸びているキャラクタービジネス業界を上垣皓太朗アナウンサーが調査する。
上垣アナが「ヴィレッジヴァンガード下北沢」を訪れた。店頭に陳列されていたのは「ファグラー」。イギリスで誕生したキモかわいいモンスターで世界中で大人気だという。中に入ると、下北沢を舞台にしたアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」、水木しげる関連グッズなどが展開されていた。奥に進むとアパレルコーナー。本が並ぶブックコーナーで待っていたのは次長の長谷川朗さん(42歳)。入社20年、下北沢店に来てから10年ほど。楳図かずお「まことちゃん」の缶バッジを身に着けており、髪型もまことちゃんみたいだった。長谷川さんにヴィレッジヴァンガードについて教えてもらった。それぞれの店舗が来店する客に合わせて仕入れやディスプレイを行う。下北沢は映画・音楽などの先端に触れ、カルチャー度が高い客が多い。最近は半数近くが海外の方だという。海外では昭和のアニメや漫画がブームとなっていて、そのグッズ目当ての方が多いため、昭和のサブカル色が強くなっている。ヴィレッジヴァンガードは店員であれば誰でも仕入れができるという。
長谷川さんに店内を案内してもらった。水木しげるコーナーは長谷川がアルバイトスタッフと一緒に作り上げた。藁を敷き詰め「鬼太郎の家」をイメージ。商品棚の装飾はスタッフの手作り。ステッカーは水木しげるロード以外の店頭で売っているのはここだけ。河童の三平のタヌキのソフビ人形は1万円を超えるが、長谷川も驚くほど売れているという。水木しげるコーナーはほとんどの商品を長谷川が仕入れた。天狗のお面は水木しげると関係ないが、世界観にマッチしているので一緒に並べてある。売り場ができて一番最初に売れたのが天狗のお面だったという。
メイン通路には売れ筋商品が置かれている。チャーミーちゃん(昭和40年代誕生)、レトロ雑貨などが並んでいた。少し奥に入ると、鉄腕アトム(昭和27年誕生)。普通の書店は背表紙が見えるように並べるが、表紙が見えるように置いている。その中に谷川俊太郎「二十億光年の孤独」が混じっていた。鉄腕アトムの主題歌は谷川が作詞しているためで、各コーナーには「わかる人にはわかる商品を置く」遊び心がある。フジテレビでおなじみ「ミカンせいじん」もあった。ガチャピン・ムックはなかったので、上垣アナは仕入れをお願いした。
CM前から引き続き、上垣アナが「ヴィレッジヴァンガード下北沢」の店内を次長の長谷川さんに案内してもらった。長谷川が担当する映画コーナーを紹介。Tシャツは新鮮さを出すため大量に仕入れない。イチオシはスター・ウォーズ「ジャバ・ザ・ハット」Tシャツ。アジアっぽい雑貨が並んでいるコーナーがあった。なぜか売れるという。忍者も売れると思って仕入れたが、一個も売れていない。長谷川が大好きな「楳図かずお」のコーナーもある。好きが高じて取材したこともあるという。自分のコレクションを見ていただく感覚なので楽しいと語った。
キャラクターブランド・ライセンス協会の古川愛一郎理事長とキャラクター・データバンクの陸川和男社長に2024年のキャラクター業界を総括してもらった。ポップアップが増えた、ちいかわのラーメン屋に驚いた、LBE(ロケーション・ベース・エンターテインメント、VRやテーマパークなど没入感のある体験ができるエンターテインメント)が世界的なキーワード、サンリオピューロランドのデジタル化がすごい、キャラクターカフェの多様化、観光地のキャラクターショップ、キャラクターグッズがSNSで拡散されインバウンドが増えているなどについて語り合い、日本がキャラクター大国になれた要因を考察した。
上垣アナはきょうの取材で新しいキャラクターに会いたかったという。「チャーミーちゃん」を購入した。ヴィレッジヴァンガードは店ごとに特徴があり、下北沢店の長谷川さんは渋谷本店にも行ってほしいと語った。次回は渋谷本店を取材する。
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