- 出演者
- 桑子真帆
今シーズンも大躍進を予感させるドジャース大谷翔平。今回、違法賭博発覚後初めてドジャースの監督が日本のテレビのインタビューに応じた。大谷選手の精神面の変化を証言。異例の事態に見舞われながらも、ここまでの打撃成績は圧倒的。好調の要因はどこにあるのか?
オープニング映像。
ドジャース大谷翔平、バッターに専念する今シーズン。きょうも移籍後はじめてのサヨナラヒットを放つなど絶好調。打率は.353、ホームラン13本とともにリーグトップ。ここまでの活躍について落合博満さんは本人はもっと数字上げてもいいと思っているのではないかと話す。
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元通訳の違法賭博問題が発覚するという波乱のスタートとなった大谷選手。本拠地ドジャー・スタジアムでの開幕戦、第1打席で強烈な当たりで新天地での一歩を踏み出した。その後もヒットを量産し、先月21日には打率は.368に達し、両リーグトップになった。今シーズンの大谷選手の特質すべきば打率の高さ。大谷選手の好打率を生み出しているのは変化球への対応力。変化球の打率はここまで.341、去年までより1割以上も高くなっている。近年、変化球は新たな球種が次々と開発され、打ち崩すのが難しくなっている。大谷選手も例外ではなかったが、今シーズンは一気に改善した。先週、メジャーリーグが公開した最先端のデータにその秘密が隠されていた。大谷選手のバットの軌道をみてみると、ボールを打った瞬間のバットの位置・ミートポイントがホームランだとホームベースより前だが、1本だけホームベースの中央付近のケースがあった。このときは変化球・スライダーだった。ミートポイントは約50センチも後ろ、スライダーの球筋をギリギリまで見極め引きつけてボールを捉えている。大谷選手のバットがキャッチャーのミットに接触することもあり、打撃妨害で出塁となった。この打法を大谷選手はどのように修得したのか?春のキャンプで大谷選手はスイング軌道を繰り返し確認していた。この練習を指導したアーロン・ベイツ打撃コーチはバットの軌道を感じ、スイングを分解し再構築したのだという。ベイツコーチは大谷選手のこの打法をイチロースイングと呼ぶ。今、メジャーリーグではホームランだけを狙い、ホームランを打てなければ三振でも構わないといゆバッターが増えているという指摘が増えている。そうした中、ヒットもホームランも打つ大谷選手は貴重なシンボルとなっている。
今シーズンのドジャース大谷翔平選出は変化球の打率がよい。落合博満さんは自分が打てる高さ、コースの幅が広がったのだという。大谷選手は打ち分けているわけではなく、ホームランを狙っていて打ちそこねたものがヒットになっているのではないかという。大谷選手の空振り率は去年と比べて今年は26.2%と低くなっている。落合博満さんは今の打線では後ろに打てるバッターがいるので打線の中で自分の役割分担を割り切ってるのではないかという。
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開幕直後に起きた水原一平元通訳の違法賭博問題。連日、多くのにメディアが問題を取り上げ、大谷選手には好奇の目が向けられた。睡眠が十分にとれない日もあったという。7年前、一緒にアメリカに渡りともに歩んできた2人。ドジャースのロバーツ監督がインタビューに応じた。ロバーツ監督は春のキャンプでは大谷選手との距離があった、すべて水原氏を通していた感じだったという。この1か月で大谷選手はオープンになり、信頼関係を築けたと思うと話す。今は自主性が高まってきていてとてもいい傾向だという。ここ10シーズンで観客動員数トップのドジャース、選手たちは熱い視線を感じながら常に戦っている。大谷選手は違法賭博問題について自らの言葉での説明を求められた。その会見に来る予定ではなかったチームメイトたちが姿を現していた。キケ・ヘルナンデス選手は大谷選手のそばにいて支持を表明するべきだと思ったという。チームメイトたちは大谷選手に連帯の姿勢を示した。
落合博満さんは大谷選手の変化について、違法賭博について第三者に任せることで一区切りつけたのではないかという、自分の仕事は何なのかを考えたときに野球をやることだと切り替えたのではないかと話す。ドジャースは現在、ナ・リーグ西部地区で首位。落合さんはワールドシリーズに向けて最善の努力はすると思う、大谷選手はホームラン王を去年とっているので三冠王を期待したいと話した。
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