- 出演者
- 桑子真帆 草野仁
今月上旬、吉村作治さんはエジプト・カイロでの発掘調査に向かった。現在82歳。10年ほど前に発掘中のけがで1人で歩くのが難しくなり、周りの助けを借りて調査にあたっている。今、吉村さんが挑戦しているプロジェクトがクフ王の墓の発掘。クフ王は、今から4500年前、巨大な富と権力で古代エジプトを治めていた。ミイラや副葬品はまだ発見されていない。
吉村作治さんと40年以上の親交があるという草野仁さんをスタジオに迎えた。草野さんによると、これほどエジプトの人たちに愛されている日本人は吉村さん以外にはありえないという。
発掘調査をしている吉村作治さんを支えているのは、息子・タツンドさん。幼少期に離れ離れになったが25年前から現地の調整役として共に働いている。大きな発見があるのではとされた場所の発掘開始から2か月、何も手がかりが見つからないでいた。今後の方針について、これ以上は下に掘り進めるのはやめようという意見とこのまま岩盤まで掘り進めようという意見とで分かれていた。発掘に費やせる資金や時間が限られる中、どう進めるかが結果を大きく左右する。静かに議論を見守っていた吉村さんは一旦平らに掘ってそこを地中レーダーで反応を見てからターゲットを絞ってはどうかというアイデアを提案。吉村さんは「慌てなくていい。だって5000年近くほったらかされているからね。たった1~2年でうまくいくわけがない」などと話した。
草野仁さんは吉村作治さんについて「体調が万全でなくても2か月に1回エジプトに通い続ける。とても私にはできない。幼少期に抱いた夢を実現するために、このことを続けなければという使命感に燃えてらっしゃるんだと思う」などとコメントした。多くの国は出土品を自国に持ち帰る中、吉村さんは出土品のほとんどをエジプトに収めている。その姿勢が評価され、今回の発掘調査の許可を得られたのだという。
