2025年8月30日放送 11:55 - 13:30 日本テレビ

サタデーLIVE ニュース ジグザグ
▽制度改革で薬代どうなる?徹底考論

出演者
林マオ 小澤征悦 橋本雅之 高岡達之 足立夏保 吉積夏帆 
NEWS
過去最多 全国に拡大”マダニ感染症”身近に潜む 対策は?/感染症 動物由来は200種類以上 ペットを守るための知識

デング熱など蚊が媒介する感染症も。動物由来感染症はWHO・世界保健機関が確認しているものだけで世界で200種類以上。ペットにも注意が必要。かまれたりひっかかれるなどして人に感染するおそれもある。高岡が「うちも犬がマダニにやられた。毎年マダニの駆除剤をまいている。イノシシもいろいろな菌を媒介。家畜にうつると地域の出荷に関わってくる。野生動物にえさをあげないでください」、石田が「動物や感染症に自治体ベースでどう対応するか。予算も人も足りていない。専門人材の育成も大事になってくる」などとコメントした。

ジグザグ考論
「薬の値段」数十倍に?本格検討へ

長寿国ニッポン。街で病院事情を聞くと診察に薬の処方など多くの人が身近に利用。いま議論の対象になっている「OTC類似薬」と呼ばれる医薬品。医薬品にはOTC、薬局やドラッグストアのカウンター越しに購入できる市販薬と、成分や効果はほぼ同じだが医師から処方されるOTC類似薬がある。市販薬は全額自己負担なのに対し、OTC類似薬は国が価格を安く設定、保険適用で1~3割負担で購入できる。与党と日本維新の会はOTC類似薬を保険適用から除外する可能性を含め、公的医療のあり方を見直すことで合意。政府の「骨太の方針」にも盛り込まれた。先頭に立って訴えてきた日本維新の会・猪瀬直樹参院幹事長。昨年度の日本の医療費は概算で48兆円、過去最高となり財政を圧迫。猪瀬議員は「OTC類似薬の保険適用を外すことで医療費を1兆円削減できる」と訴える。日本医師会は反発。

OTC類似薬の保険適用が外れた場合、私たちにどんな影響があるのか。1錠10.4円の解熱鎮痛剤、3割負担の場合3.12円。同じ成分の市販薬をドラッグストアで買うと1錠64円。国は症状が軽い場合市販薬などで手当てするセルフメディケーションを推進している。難病患者への影響も懸念されている。埼玉県に住む大藤は先天性魚鱗癬という指定難病を患っている。全身を保湿するOTC類似薬を使うことで治療費を抑えられている。病院で処方してもらう薬の費用は年間約3万円。同じ成分の市販薬を調べると年間の費用は約82万円に。医師も慢性疾患患者への影響を懸念する。政府は「こどもや慢性疾患を抱える方、低所得者の患者負担などに配慮する」(骨太の方針2025より)としているが具体策は決まっていない。

検討 薬の値段が数十倍に?家計に影響 専門家直伝!健康を賢く守る術

薬の値段が数十倍に?私たちの健康はどうなる。ゲストの医療ジャーナリスト・森まどかを紹介した。森に聞きたい5つのギモン「病院でもらう薬は安すぎる?」「処方されすぎ!『無駄な薬』はある?」「病院に行き過ぎ?」「症状が軽そうなら薬は我慢する?」「賢く健康と家計を守る方法はある?」。厚生労働省は「保険適用を外す具体的な見直しの内容は年末の予算編成までに検討する」としている。花粉症などの抗アレルギー薬は病院処方で約80円、市販薬で2200円。国の医療費は過去最高48兆円。森が「方向性としては賛成。48兆円の医療費。これをなんとかしないと薬代は安いままいられたとしても保険料がどんどん上がる可能性がある」、高岡が「何で保険も払っているのに国からもっと個人で国を助ける努力をしてくださいと言われなければいけないのか」などとコメントした。

セルフメディケーションを推進するため2017年から始まったセルフメディケーション税制。対象となる市販薬の購入額が世帯で年間1万2000円を超えた場合一定額を所得から控除でき、税金が還付、減額される。森が「常備薬を自分なりにカスタマイズして持つ。経験したことのない痛み、いつもと違う痛みなどは自己判断せず医療機関を受診する」、中林が「情報と予防で医療費抑制。もっとすごい症状判断のアプリがほしい」などとコメントした。

(気象情報)
気象情報

大阪・関西万博会場の中継映像、天気予報を伝えた。

神奈川・江の島の中継映像、天気予報を伝えた。

夏バテした体が喜ぶ旬野菜

厳しい残暑を乗り切る“とっておき野菜”、冬瓜。冷暗所で保存しておくと冬までもつことから「冬瓜」と記すようになったと言われている。冬瓜は90%以上が水分で体を冷やす効果がある。カリウム、ビタミンCが豊富でむくみ、夏バテ解消&紫外線対策にも効果的。

(番組宣伝)
24時間テレビ

「24時間テレビ」の番組宣伝。

NEWS
米連邦控訴裁”トランプ関税”など「大半が違法」

アメリカの控訴裁判所は29日、トランプ政権による相互関税などの関税措置について、大半が違法であるとの判決を出した。首都・ワシントンの控訴裁判所が下した判決はトランプ政権の相互関税などの合法性が争われたもの。アメリカメディアによると判決ではトランプ政権が関税措置の根拠として掲げている国家緊急事態に対処するための法律について「大統領に関税を課す権限は含まれていない」として一審判決を支持、関税措置の大半が違法であるとの判断を下した。政権が最高裁判所に上訴する機会を確保するため10月14日まで関税措置の継続を認めた。トランプ大統領は「関税が撤廃されればアメリカは完全に破滅する」と批判し、最高裁に上訴する意向を示している。中林が「最高裁でも違法と言われるのではないかと言われている。ほかにもいろいろな条項があるのでそちらにスイッチするのではという意見がアメリカで多かった」などとコメントした。

(エンディング)
エンディングトーク

「24時間テレビ」の番組宣伝。ことしのテーマは「あなたのことを教えて」。SUPER EIGHTの横山裕がチャリティーマラソンに挑戦。スペシャルドラマ「トットの欠落青春記」も放送。

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