- 出演者
- 渡辺和洋 田中良幸 天達武史 谷原章介 松村未央 佐々木恭子 カズレーザー 酒主義久 松嶋尚美 山田夏子 石戸諭 沢口靖子 安田顕
きのうの夜、田園都市線で列車の衝突事故が起きた。川崎市高津区の現場から中継でレポート。現在も列車が衝突した状態のまま残されている。現場は田園都市線の梶が谷駅の目の前で、きのう午後11時すぎに渋谷行の各駅停車の列車が回送列車に衝突し、回送列車の後方が脱線した。渋谷行の列車には149人の乗客がいたが、乗員ともにけが人はいなかったという。この事故の影響で、鷺沼駅から渋谷駅の間が始発から運転見合わせとなっている。中央林間駅と鷺沼駅の間も本数を減らしている。
先週金曜日、都内の小学校で行われたある説明会。参加した保護者からは、怒りの声が上がった。学校から説明されたのは「児童による入眠導入剤の混入」。足立区によると先月26日、区内の小学校で児童2人が同級生の児童の水筒に入眠導入剤「メラトベル」を混入させていたことがわかった。児童2人は運動会の練習時間に水筒を持ち出し、入眠導入剤3袋程度をトイレで混入したという。それを目撃した別の児童が職員に報告したため、飲む前に中身は捨てられ被害はなかったという。「メラトベル」は過剰摂取すると気分が悪くなるなどの副作用があるという。通常この学校では、教室移動の際は教室を施錠していた。しかし混入した児童の1人が、約2カ月半前に保管場所から鍵を持ち出していたという。さらにこの鍵が紛失した事案については担任が副校長に報告していたが、副校長は校長への報告を怠っていたという。
谷原章介は「効果がどうあるかわからない形でやっていたのか、意図的にやっていたのかわからないところが難しい」などとコメントした。東京理科大学の上村直樹嘱託教授によると、メラトベルを意図せずに飲んでしまった場合眠くなったり注意力が散漫になることがあるという。さらには過剰摂取すると頭痛などの症状を起こす。目的外の薬や食品以外のものをのみ込んでしまった場合、医療機関に速やかに連絡をする必要がある。足立区によると、学校の再発防止策は水筒を児童が在籍する教室の担任の机横にあるカゴで保管し、教室移動の際は児童一人一人が携帯するようにするなど。カズレーザーは「水筒のこと以前に、鍵が紛失してそのままというのが一番問題なのではないか。子どもだからと性善説にのっとるのは無理がある」などとコメントした。
自民党本部の総裁室にある椅子に座り、感慨深げに記者団に語った高市早苗新総裁。石破総理の退陣表明から約1カ月、第29代自民党総裁の座をめぐり5人が立候補した。「変われ自民党」や「解党的出直し」を打ち出す一方で、独自の主張や政策は控えめで敵を作るような「尖った主張」は封印するなど争点が見えにくい論戦となった。下馬評では小泉氏有利が囁かれていたが、1回目の投票では党員票を大きく取った高市氏が1位になった。決選投票では議員票でも小泉氏を上回り、高市氏の完勝となった。高市氏は1961年に奈良県で生まれ、父は会社員、母は警察官という共働きの家庭で育った。大学卒業後にアメリカ議会のスタッフを経験し、帰国後はテレビキャスターとして活躍した。1993年に無所属で出馬した衆院選で初当選し、32歳で政界入りを果たした。1996年に自民党に入党し、初入閣は2006年。その後要職を歴任し、総務大臣には5回任命され歴代最長の在職日数を記録した。3度目の挑戦で総裁の座を手にした高市氏だが、「働いて働いて働いて働いて、働いてまいります」と決意を語った。
きょうのクイズ:会うと必ずけんかをするカタカナ2文字は?。正解は「バ」と「ル」。
自民党で女性初の総裁となった高市早苗氏。決戦後、党員の前で語ったのは自身と自民党への覚悟だった。高市新総裁は「今人数少ないですしもう全員に働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」などと述べた。高市氏を待ち受けるのは物価高や外交問題などを少数与党として解決しないといけない難局。きのう、高市新総裁と麻生最高顧問が約1時間にわたり会談した。
谷原は「女性の新総裁が誕生することになってやっとガラスの天井が打ち破られたかと思うと同時に、だからといって自民党が変わるわけではない」、佐々木は「後ろで自民党の重鎮が堂々と見えている」、カズレーザーは「きょうは株価とか動くと思う」などとコメントした。視聴者から「高市新総裁に期待できること・できないこと」について意見を募集している。グラフィックファシリテーション・山田夏子は「決まっちゃったからには成功してほしい」と述べた。
フジテレビ政治部長・高田圭太が疑問「高市新総裁どんな人?」について解説する。高市氏をよく知る人によると、高市氏は信念が人一倍強くて気配り、目配り、おもいやりのある議員。手紙や御礼状をよく書くという。石戸は「経済政策は積極財政をかなり強く打ち出した方。強い保守的な主張を打ち出している方なので暫くの間は封じ込めていかないと野党との強調の中で難あり」、松嶋は「未来どうなるか、計画を知りたい」などとコメントした。
疑問「議員票“逆転”の裏で何が?」について解説。総裁選の1回目の投票で議員票については高市氏は3番目だった。決選投票では議員票が高市氏は149票、小泉氏は145票と逆転をしている。小泉氏側には石破氏と菅氏がついていた。総裁選当日の午前、麻生太郎最高顧問が自身の派閥の一員に対し「決選投票は高市に投票する」と話した。麻生派の多くが高市氏を支持したという。旧岸田派の林陣営は決選投票でどちらの候補に入れるかハンドサインで意思を共有していたという。高田は「あくまで岸田派であって、林さんに入れた岸田派以外の人というのはかなり高市さんに流れた」などと指摘した。茂木氏周辺の声によると、決選投票では麻生さんと一致した行動をとるとしていた。
疑問「人事どうなる?」について解説。高市新総裁の人事最新情報。幹事長には麻生派の鈴木俊一総務会長の起用が固まっている。小林鷹之元経済安全保障相は党四役か閣僚の起用が検討されている。茂木前幹事長は外相、木原前防衛相は官房長官での起用が検討されている。麻生氏は党の役員で処遇するかどうかが焦点。高田は「ある意味高市さんは麻生さんを後ろ盾にしながら党を回していかないと、高市さんも石破さんと同じくらい党内基盤は弱い」などと指摘した。石戸は「露骨ですよ。幹事長は選挙戦術を全部決められる立場にある」、「問題はどこの党と組むのか。国民民主党とちゃんと組めるのか」などとコメントした。視聴者からは「麻生さんと人事のことを相談しているようでは…今までと同じで期待できないです」などの声が寄せられている。高市新総裁が掲げる政策は給付付き税額控除、ガソリンと経由の暫定税率の廃止、所得税控除「年収の壁」引き上げ、中低所得者層の社会保険料負担軽減、外国人政策の厳格化。高田は「国民民主党との連携が浮上して行きている」などと指摘した。
テーマは「自民党・総裁選」。新総裁となった高市氏の着こなしの秘密とは?。
高市氏が勝利した総裁選。ジャーナリスト・岩田明子氏、元衆院議員・佐藤ゆかり氏、パーソナルスタイリスト・政近準子氏の3人が解説する。先月24日の公開討論会について政近氏は「男性候補たちはネクタイにディンプルを入れがち」、票獲得の裏話について佐藤氏は「ほかの陣営も電話をするから何度も電話をしないといけない」、キングメーカーの麻生最高顧問について岩田氏は「麻生氏が高市氏に乗ったのは選挙で自民党の負けが続いたから」と指摘した。岩田氏は「自民党員は過去に比べるとかなり減っていて野党に流出をしている。少数与党になった今、党員の投票行動を無視するような国会議員の投票行動というのはゆるされることではない」などと述べた。総裁選投開票日当日、決起集会の映像では佐藤氏が「決起集会の昼食を“食い逃げ”する議員がいる」と指摘した。高市氏の服装について政近氏は「総裁選としては完璧な装い」と述べた。
自民党総裁選の投開票日当日、高市氏の服装について政近氏は「総裁選としては完璧な装い」と指摘した。政近氏は「青は高市さんが憧れているサッチャーさんのサッチャーブルーに近い色味でもあると思う」、「男性のスーツを少しだけ意識されているような形」などと述べた。1回目の投票でトップとなった高市氏は小泉氏との決選投票の結果、新総裁に選ばれた。高市氏について岩田氏は「高市新総裁実は仕事を抱え込みがち」と指摘した。
谷原は「政近さんが最高でした」、佐々木は「サッチャーさんへの憧れの表明っていうのはすごく納得がいった」などとコメントした。高田は「前回もサッチャーブルーだったが黒いインナーだった」、「林陣営はカツカレーじゃなくてカツハヤシだった」などと指摘した。
1日の利用者数約63万人の都営バスが10月から206便の減便を行った。減便について都営バスは業務委託先の会社の運転手不足だという。さらに民間バス会社3社でも150便以上の減便となった。都営バスで減便の対象となったのは新宿・品川駅など発着の19路線。路線バスは高齢者にとって日常生活に欠かせない。都営バスでは運転手約2000人のうち50代以上が約6割を占めている。運転手不足が深刻化する見通しだという。
「ネプリーグSP」、新ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」の番組宣伝。
「秒速5センチメートル」の告知。
深刻な雲手不足で都営バスは206便減便した。おととい、東京都交通局は都バス運転体験会を開催した。運転だけでなく発射前の点検などバス運転手の仕事は多岐にわたる。バス運転手25年東京都交通局・早川さんは「今後バスの運転手になりたい方がたくさんできるよう取り組みたい」と話した。
専門家は桜美林大学教授・戸崎肇さん。ゲストは沢口靖子さん、安田顕さん。都営バス206便、民間バス156便が運転手不足で減便した。都営バスは品川、新宿、火災などの利用者が多い駅発着の便が中心。一部委託している「はとバス」の運転手が不足が理由。運転手不足による減便は確認できる2002年以降初めて。戸崎さんは「これからもっと深刻化する可能性」と話した。バス運転手の給料をあげたほうがいいのではないかとスタジオトークした。全国でも路線バスが減便。富山県「富山地方鉄道」路線バスは運転手不足(減便後も13人不足)から今月から17路線で95便減便した。茨城県「関東鉄道」路線バスは運転手不足、利用者の減少による経営悪化などで来年4月から67便減便、82カ所の停留所を廃止する。日本バス協会のバス運転手のグラフの紹介。戸崎さんは「大型バスでなく大型2種免許なしでも運転できる中型バスにする。狭い道路にも対応できる。女性労働者を採用する」と話した。
自動運転の取り組みを紹介する。東急バスの渋谷駅周辺で行っている小型バスの自動運転の実証実験。12個のカメラ、センサーが設置され、遠隔でドアの開閉、バスの停止ができる。現在は係員が監視しながら運転だが実用化を目指している。貸切バスなどを運行する東京バスは「特定技能」制度を活用、今年フィリピン人9人を初めて採用し研修などを経て年内にも業務についてもらう予定。バス運転手の年収は全産業平均より53万円低く、労働時間は369時間長いという労働環境。バス業界から転職するという背景もある。タクシー業界へ転職支援しているWill&Jプロタク・藤野洋一社長は「バスの運転手さんから問い合わせが増えている」「タクシーは歩合給」という。