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今回、ロサンゼルス五輪で新競技となるスカッシュを特集。強烈なショット、頭脳プレーで相手を翻弄する渡邉聡美が抱くのはオリンピックでの金メダル。
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拠点とするイギリスから帰国した渡邉美香は母の美香さんと再会し、寿司20貫を平らげた。ストレス発散方法は食べることだという。渡邉がプレーするスカッシュでは相手の打ったボールをワンバウンド以内に返球しなければならない。渡邉は壁にどうボールが跳ね返るか軌道を計算し、自らはコート中央をキープする一方、相手選手を走らせることでミスを誘う。試合前日、渡邉は対戦相手の試合映像を複数チェックし、拮抗するなかで相手のメンタルがどう変化するのか注視している。香港オープン初戦、渡邉は危なげなく勝利をおさめた。
渡邉は子供の頃、クラシックバレエに水泳、体操を行うなか、8歳でスカッシュと出会った。翌年にはジュニアの大会で優勝を収め、12歳の時に強豪国であるマレーシアに留学。負けた試合からプレーでの駆け引き、戦術面の課題を見つけていった。ソイザコーチは「相手が何をするのか、どう対抗するか。知性を持つことで優位に立てる」と話す。昨年、渡邉は国際大会を制し、世界ランクTOP10入りを視野にいれる。そのなかでエジプトは強豪国で、上位3名はエジプトの選手。香港オープンでエジプトのシェルビニと対戦し、渡邉は返球時の進路妨害を訴えるも認められず、そのままストレート負けを喫した。
日本代表の海道泰喜コーチは渡邊が敗北した試合映像を観て、進路妨害ではなく、ボールに行きづらくするという高い技術だと解釈した。渡邉は相手を素早く回避するフットワークに加え、全身を使ってスペースをとることで、対戦相手を遠回りさせるテクニックを身につけるべく練習を重ねる。なお、コーチとは10代の頃から日本代表のチームメイトで、昨年に婚約した。25年1月、ニューヨークで95年の歴史を誇る大会が開かれ、渡邊は初戦で世界ランク1位のゴハールと相まみえた。練習の成果を発揮し、1ゲーム目を先取。試合はゴハールの巧みなテクニックを前に敗北し、渡邊は悔しさを覚えつつも、背中が見えないほど遠くにはいないと感じたという。試合後、ゴハールが渡邊のもとまでやってきて、健闘を称えた。3月、渡邊は日本人選手として初めて世界TOP10入りを果たした。
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