2023年9月10日放送 1:15 - 2:15 NHK総合

スポーツ酒場“語り亭”
ラグビーW杯SPベスト4へ1次リーグ突破のカギは

出演者
ミッツ・マングローブ 新井麻希 
(オープニング)
ラグビーワールドカップ2023

「ラグビーワールドカップ2023」の番組宣伝。

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ラグビーワールドカップ2023
オープニング

ラグビーワールドカップ2023を徹底特集。過去2大会で強豪国を次々と打ち破り世界を驚かせた日本代表。今大会は初のベスト4を目指す。そこでワールドカップを経験した桜の戦士が集結。

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JAPAN RUGBY TVラグビーワールドカップ2023
オープニングトーク

出演者を紹介。NHKラグビーワールドカップナビゲーター・元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さん。「2015年の時の熱狂をフランスでやってくれるんじゃないか」と話した。続いて前回大会を含む3大会に出場した田中史朗さん。2019年大会・感謝パレードで涙を流していたことについて「感謝の気持ちがあったので本当に嬉しかった」と話した。続いて2大会に出場した畠山健介さん。「1大会でも出場したら凄いなって言われてたのに4大会の人とか出てきて凄いなと思う」と話した。そしてラグビージャーナリストの村上晃一さん。

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(スポーツ酒場“語り亭”)
スタジオトーク

ラグビーワールドカップ2023に臨む日本代表メンバー。フォワードは19人、バックスが14人、初選出は20人。ミッツさんのため注目選手を紹介。廣瀬さんは姫野和樹選手を挙げた。今回はキャプテンに選出されてプレーもだがキャプテンとして注目してほしいとのこと。

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ラグビーワールドカップ2023姫野和樹李承信
FL/NO8 姫野和樹

新キャプテンの姫野和樹。ワールドカップは2大会連続の出場となる。攻守にわたりチームの中心となる選手。前回大会では相手からボールを奪うジャッカルと次々と成功。付いたあだ名は”ジャッカル”姫野。体全体で喜びを表現する姿にチームは勢いづき日本に欠かせない存在となった。キャプテンとして初めて臨んだ会見でも「自分の持っている”情熱”や”愛情”など”パッション”を感じてもらいたい」と熱い想いを口にした。苦戦を強いられたテストマッチでも姫野は情熱的にチームを鼓舞し続けた。その姿に二大会連続でキャプテンを務めたリーチマイケルは「皆がついていくキャプテンだと思う」と期待を寄せている。

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スタジオトーク

姫野選手について廣瀬さんは「プレーを引っ張れるのが魅力的なので思いっきり出してほしい。そしたら選手も自然とついてくると思う。この間の試合でも緊張感持ったりとか色々考えたんじゃないかと思ってて、そこを吹っ切れたら更にキャプテンとして成長していくのかなという気がする」等と指摘。続いて畠山さんが推す選手は具智元選手と堀江翔太選手。

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PR 具智元

二大会連続出場の具智元。ポジションはプロップ。スクラム最前列で体を張る。前回大会でも日本のスクラムを支え勝利に貢献した。しかし、日本が史上初のベスト8を決めた試合では前半途中で無念の負傷退場。怪我をしない体作りと体力強化に取り組んだ。「一番大事なプレーはスクラム。スクラムを見てほしい」と話した。

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プロップラグビーワールドカップ2019
HO 堀江翔太

チーム最年長の堀江翔太。フォワードを一つにまとめるフッカーを務める。2011年のニュージーランド大会から4大会連続の出場。これまで日本のフォワード陣を牽引し再三のピンチを救ってきた。4回目のワールドカップに向けて体の使い方を見直した。以前よりも動きのキレが増したという。得意のスローイングも更に精度が上がった。「ワールドカップは自分のすべてをかける大会。世界のどんな人が見ても良いプレーヤーと言われるようなプレーがしたい」と話した。

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スタジオトーク

具選手についてミッツさんは「オネエ軍団の番組に具ちゃんが1人で出てきて私たちスクラム勝負して勝っちゃったの」と明かした。畠山さんは「間違いなく一番強いスクラムを組めるので期待したい。ただ、頑張り屋さんなので圧力とかも耐えてしまう。あまり頑張らないでほしい」と指摘。堀江選手については「前回大会も出ているメンバーの経験値が大きくなると思う」と指摘。田中さんの推し選手は齋藤直人選手。

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SH 齋藤直人

初出場となる齋藤直人のポジションは、攻撃の起点のSH。身長はチームで最も低い1m65cmで、持ち味は変幻自在のパス。ノールックパスや、フェイントを入れてパスなど。齋藤直人は、相手にいて嫌な選手は何をやってくるかわからない選手で、そこは世界と戦って勝つために必要なところだとコメントした。

スタジオトーク

スタジオトーク。田中史朗は、齋藤選手は大人しかったが試合になると強気で頼もしいタイプだと話した。村上晃一の推しの選手は長田智希選手で、身のこなしがうまいなどと話した。

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長田智希齋藤直人
日本のラグビー

アタックの鍵を握るのが継続ラグビーで、素早くボールを回し続けることでボール保持率を高くしトライを生み出す。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、オプションとして多彩なキックを付け加えた。ロングキックだけでなく、地面に転がすキックなどバリエーション豊富なキックで相手陣内に攻め込む。さらに、プレッシャーをかけ体力を消耗させる。日本は体格の大きい相手に2人がかりのダブルタックル。これを武器に強豪と渡り合ってきた。オフロードパスが当たり前の時代となっていて、ダブルタックルも確実突進を食い止めなければボールを繋がれる。強化したのがドミネートタックルで、相手の腹をめがけてパスを出させないタックル。当たり負けしない体を作りながら確実に倒すタックルを体に染み込ませた。初のベスト4を狙う。

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JAPAN RUGBY TV中村亮土李承信
スタジオトーク

スタジオトーク。田中史朗は、多彩なキックで攻撃・ディフェンスの幅が広がったなどとコメントした。1次リーグは4つのグループで争い、日本のグループDは強敵揃い。初出場のチリ・前回準優勝のイングランド・別と8経験があるサモア・世界ランキング6位のアルゼンチンで、チリ以外は世界ランキング格上となる。決勝トーナメント進出には3勝以上が必要。廣瀬俊朗は初戦のポイントとして、自分達のラグビーをやりきることと話した。田中史朗はワールドカップは別物になるので気を引き締めろと話しているという。畠山健介は、最初の10分を激しく思い切っていってほしいなどと話した。

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JAPAN RUGBY TVラグビーワールドカップ2011
世界ランキング8位 イングランド

ラグビー発祥の地イングランドは、W杯10大会連続10回目の出場。2019年大会は準優勝。強力なフォワード陣は、スクラブで優位に立ちフィジカルで相手を圧倒。中でも要注意なのがマロ・イトジェ。身長1m95cmの長身フォワードで、タックルやボールを奪うスキル、空中戦も強く抜群のバネを使ってボールを奪い取る。ところが、キャプテンのオーウェン・ファレルが日本戦を含む4試合の出自停止処分を食らっている。しかし、司令塔のマーカス・スミスがいるため得点力は落ちていない。鋭く正確なパスでトライを演出。さらに縦横無尽に走り自らも得点している。

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オーウェン・ファレルマロ・イトジェマーカス・スミスラグビーワールドカップ2019
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イングランド戦で、イングランドのキャプテンが居ないことについて、田中史朗は日本にとって良いが、逆に代わって出る人がいつも以上のパフォーマンスをしてしまうため、どんな相手でも100%で行かないとダメなどとコメント。廣瀬は、レスリングのやり合いがまず大事で、そこからの日本のスキルや勇気を持ってアタックするのが大事だとした。イングランド戦では、スクラムが大事だという。

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オーウェン・ファレルマロ・イトジェマーカス・スミス
第2戦 イングランド スクラムで勝て!

イングランド戦でのポイントは、スクラムで勝つこと。日本のジャイアント・キリングと言われた2つの試合。その鍵となったのがスクラムだった。しかし去年、イングランドとのテストマッチではスクラムで劣勢を強いられた。日本はスクラムを見直し、膝の高さは地面から1cmが一番力が入るという。特にバックファイブを強化。押して前に出る歩幅は数センチ単位で拘ったという。さらに、長谷川慎コーチは新たなマシンを導入。しっかりと前に押し込める足を鍛えた。最後のテストマッチでは、安定感が増した日本のスクラムがあった。

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JAPAN RUGBY TVラグビーワールドカップ2015ラグビーワールドカップ2019ワーナー・ディアンズ長谷川慎
スタジオトーク

スクラムについて、ここでペナルティを向こうも取ろうとしてくるのでここで負けないのは大事だという。スクラムで日本の選手が勝ってると精神的にも影響があるという。新しいマシンはニュージーランド製で、1.6トンの土台の上に200キロのマシンで、押し返してくるという。また、長谷川慎コーチのおもちゃだという。中でもバックファイブを強化したが、キーマンとなるはバックファイブ全体だという。スクラムで、プロップはハンドルの役割で、基本的にバックファイブがエンジンの役割だという。日本人の低さは武器になるため、わかりやすい目安として膝下1cmとしているという。イングランド戦では、スクラムに注目。第3戦のサモアは世界ランク12位。

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JAPAN RUGBY TV長谷川慎
世界ランキング12位 サモア

第3戦の相手のサモアは、W杯は9大会連続の出場。持ち味は、フィジカルを活かした攻撃。激しい守備で相手を圧倒する。そのサモアに対し、日本はW杯過去2大会で対戦し2連勝している。ところが、国際統括団体のワールドラグビーが代表資格ルールを改正。一定の条件を満たせば、その国にルーツを持つものは代表チームに加入できるとした。そこでサモアは、W杯優勝経験のある強豪国ニュージーランドとオーストラリアの元代表を招集。中でもフォワードにはニュージーランドのチャーリー・ファウムイナ、バックスにはオーストラリアから前回大会の司令塔クリスチャン・リアリーファノが加わった。7月に行われた日本とのテストマッチで、日本は22-24で敗れた。

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スタジオトーク

サモアは元々強く、そこに経験ある選手が加わったことで統率もとれるようになり非常に厄介だという。リーダーの存在がアイランダーにとって重要で、経験のある選手が入ることで、リスペクトもあり言うことに実績もあるので信頼が違うという。周りの選手もいつも以上のポテンシャルを出してくるようになっているという。サモア戦のポイントは、キックとサインプレーだという。

第3戦 サモア キックとサインプレーで崩せ!

田中史朗があげたのは「サモア キックとサインプレーで崩せ!」。日本が強化したキックは前回大会のサモア戦でも有効だった。しかし田中は今回キック攻撃だけでは勝てないとみており、そのためサインプレーが有効だと話す。7月のテストマッチでは、右サイドで日本のマイボールスクラムからサインプレーで得点につなげた。ボールが出た瞬間横に並んでいたのは10・12番の選手。9番の齋藤直人は12番にパスし、後ろに走り込んでボールを受けた。相手のディフェンスはその動きにつられ一旦内側に引きつけられた。さらに11番が外、15番が内側に切り込みディフェンスを惑わせる。そしてパスを受けた11番が3人を引きつけ完全フリーの14番にパス。これらの動きは全て繰り返し練習した攻撃パターンだった。日本のサインプレーをあみだしているのがトニー・ブラウンコーチ。本番直前のテストマッチではラインアウトからのサインプレーも。日本は戦術を駆使し、サモアから勝ち点4を獲りに行く。

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