- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 高見沢俊彦(THE ALFEE) 原菜乃華
チコちゃんが挨拶をした。熱中症予防のためにスイカジュースを飲んでいるというゲストの高見沢俊彦さんは3人並んでいるけどいつもの立ち位置じゃないので落ち着かないと話した。もう1人のゲストは冷蔵庫がジーマーミ豆腐だらけになっているという原菜乃華さん。チコちゃんはゆし豆腐にハマっていると話した。
「ギャル」ってそもそもなに?というクイズが出された。正解はサーフィン界わいの女の子たち。メディア環境学者の久保友香さんの解説。「ギャル」はgirlの俗語として使われていたことばで若い女の子のことを指す。日本では1978年に「GALS LIFE」という若者向けの雑誌が出たことや翌年に沢田研二の「OH!ギャル」という歌が発売されたことから広まった。当時は日本でも「ギャル」という言葉は若い女の子に対して使われていた。「ギャル」が外見のスタイルの意味として広まったのは1980年代半ばで湘南のサーファー界わいで広まっていった。1980年代、湘南のビーチにはアメリカ西海岸風ファッションの女性やハワイのロコガールを真似ている女性が数多くいた。サーフィンをしている女性やサーファーの彼氏がいる女性がイケてるギャルとして評価されるようになった。当時はインターネットもなく海外のビーチファッションを着こなすのは海外旅行や留学の経験がある人が大半でギャルは限られた人しかなれない存在だった。90年代になって2つの「ギャル」革命があった。1つめはストリート雑誌。流行に敏感な渋谷女子がビーチスタイルをしてる様子が紹介されイケてるギャルと評価されるようになった。2つめはプリントシール機の登場。自分が写ったシールを交換するのが大流行。これらをきっかけに情報が広まったことで「ギャル」は誰でもなれる存在に進化した。エルフ荒川さんにさまざまな年代のギャルを体験してもらい歴史を振り返った。1980年代後半~はイケイケギャルで特徴はワンレン、ボディコン、ハイヒール。代表的な方はRIKACOさんや杉本彩さん。1990年代前半~はコギャルで特徴はビーチスタイル、スニーカー、ルーズソックス。大人のギャルと区別して高校生のことをコギャルと呼んだ。コギャルが制服にルーズソックスを取り入れたスタイルも大流行。モデルの冨永愛さんが制服姿で雑誌に掲載されると世界中で話題になった。90年代中ごろに安室奈美恵さんが人気になりアムラーも出現。1998年にガングロギャルが登場。黒い肌、濃い化粧、ミニスカ、厚底ブーツが特徴。ストリート雑誌に載れない人たちがギャルサークルを結成し2000年代には200ほど結成されギャルの数が最も多い時代を迎える。1999年にガングロ以上の黒肌、ド派手なメイク、ビーチスタイルの洋服のヤマンバギャルが登場。さらに進化したマンバギャルが究極進化だという。2007年~白い肌、デカ目メイク、フリフリのお姫様ワンピースの姫ギャルが出現。携帯電話の普及によりストリート雑誌に載るよりケータイブログで目立つことが評価されるようになりデカ目を意識した自撮りがトレンドに。2019年~現在の令和ギャルは過去の歴代ギャルのよい所を取り入れたファッションが特徴。Popteenの益若つばささんや小森純さんの影響で髪の毛も細巻き。久保さんによるとガングロギャルはモテるよりも“ギャル道”を邁進することが大事だったという。
オープニング映像。
生ビール、生チョコ、生キャラメルなどなぜ日本人は“生”が好き?というクイズが出された。正解は危険に挑み続けてたどりついた最高のごちそうだから。食文化史研究家の永山久夫さんの解説。「生」とついてると新鮮、やわらかい、おいしいというイメージがあるが外国人留学生に聞くと「生」は危ないイメージだという。魚や卵を生で食べると食中毒の危険性が高くなるが日本は島国なので他の国に比べて新鮮な魚を食べる機会が多かった。仏教の教えに基づき魚と野菜が中心の食生活だった日本では新鮮な魚を生でおいしく食べる方法が追及されてきた。青森県の三内丸山遺跡の調査で排泄物から寄生虫の卵が見つかったことで火を使っていた縄文人が魚を生で食べていたと考えられている。奈良時代の日本書紀にも「はまぐりを膾(なます)にして献上した」とある。膾は生の肉や魚を殺菌作用のある酢につけた料理で最古の和食ともいわれる。わさびやしょうゆの殺菌・抗菌作用でなま物を安全に食べる挑戦をし続けた。その傑作がにぎりずしで酢、わさび、しょうゆを使う。昔はどこの家にも庭があり殺菌・抗菌作用のある山椒、野蒜、紫蘇が植わっていてなま物を安全においしく食べるために作っていた。仏教の教えに基づき長らく卵を食べることが避けられていたが江戸時代になると海外から卵をおいしく食べる文化が伝わり食べるようになった。「生たまご 醤油の雲に 黄身の月」という川柳も残っている。日本人らしい工夫で食中毒などのリスクを乗り越えて他の国にはない生食文化を育んできた。庶民には生卵も生魚もごちそうだったが冷蔵庫の登場で広くおいしさが伝わるようになる。その後流通が発達し新鮮な食材が届くようになりより安全においしく食べることが可能に。日本人の生好きを決定的にしたのが生ビール。ビールはもともと熱を加えて酵母の発酵を止めていたが熱処理をせずにろ過で酵母を取り除いたビールのことを日本では生ビールという。缶ビールなども分類としては生ビールに入る。本来「生」とは加熱していないことを指すことばだったが「生」=おいしいのイメージが浸透したことで加熱していても「生」と名付ける商品が誕生するように。2000年ごろに一大ブームになった生チョコ、2007年ごろに田中義剛さんの牧場から人気に火がついた生キャラメルなど。生食パンはトーストしなくてもそのまま食べてもおいしいという意味。
古希(70歳)になった高見沢俊彦さんは地毛じゃない疑惑を持たれるのが嫌で髪型に悩んでいると話した。やってみたいのはドレッドヘアだという。チコちゃんはTHE ALFEEの中で髪型をシャッフルしたら?と提案した。
ZAZYが1か月左手で生活し脳を活性化させる。3週目は左手でチコちゃんの絵を描いた。左手生活スタート前と比べると明らかに上達。もずくそうめんをトレーニング箸で食べることができた。来週いよいよ結果発表。
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なぜサウナは気持ちいい?というクイズが出された。「ととのう」でおなじみのねづっちがネタを披露した。正解はリラックスと興奮が同時に押し寄せる奇跡の2分間があるから。日本サウナ学会の加藤容崇さんが解説。あつい→冷たい→休憩という急激な温度差を感じることで気持ちよく感じる。サウナは2000年以上前のフィンランドが発祥とされる蒸し風呂の一種。90℃前後のサウナ室に入りその後20℃以下の水風呂へ。最後は椅子などに座って休憩するのが一般的な入り方。体はリラックスし頭は興奮状態が共存する奇跡的な状態は「ととのう」という独特の爽快感を感じる。週3でサウナ通いのカンニング竹山さんにととのう方法を教えてもらった。まず体を洗う。サウナに入ると交感神経が活性化するが無理して入ると「ととのう」から遠ざかる。サウナは1段で5℃~10℃ほど温度が違うので無理して上の段に行くと失神や倒れるなどのおそれがあるので快適な温度の場所に座る。水風呂で再び交感神経が活性化される。冷たすぎると痛みが発生するので温度調整できる水シャワーでも代用可能。休憩のときに副交感神経が活性化されリラックスできる。サウナに入ったときアドレナリンという興奮物質も同時に分泌され休憩中はアドレナリンが体内に残っているため脳は興奮状態になり「ととのう」状態に。サウナ・水風呂で出たアドレナリンの効果が半分になり「ととのう」のは2分間しかないので私語は厳禁。
視聴者からの「兄が受験のために勉強ばっかりして遊ぶのに付き合ってくれません。どうしたら付き合ってくれますか?」というおたよりを紹介した。キョエちゃんはカラオケでケツメイシを歌うときのラップパートを誰かに付き合ってほしいと話した。チコちゃんは合格したら一緒に遊んでもらえるリストを作成することを提案した。おたより募集中。〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係宛てまで。動画は番組公式ホームページまで。LINE登録もよろしく。
「チコちゃんに叱られる!」の番組宣伝。
チコちゃんがあっち向いてホイをした。