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オープニング映像。
宮城県栗原市は県内有数のお米の産地。黒澤亜希さんの自家は祖父から続く米農家で、お米に興味を持ち始めたのは、ボディビルの競技選手をしていた時期があったが、最後までお米を食べて体を絞っていくことを身をもって知ったという。その頃に父の善広さんは農作業で肩を壊し入院した。父の怪我をきっかけに米農家になろうと決めた亜希さん。米作りを始めたばかりの頃は、お米への情熱あふれる亜希さんさが、マイナス3度の中豊作を祈っていた。4年目の米作りだが、中学生の息子も田植えを手伝う。継いだ当初は30ヘクタールあった農地は53ヘクタールまで拡大。地域で高齢や機械が壊れたのをきっかけにという理由で譲り受けたもの。農地拡大で初めて社員を雇った。そして農地はアプリで管理している。
順調に進んでいる亜希さんの米作りだが、始めた当初は批判の声もあり、女性には無理と言われたこともあったという。そこで自分の強みをいかせる農業を行ってきた。田植えがピークを迎える中で政府の備蓄米の放出も本格化。読めない米の需要と価格に亜希さんは今の情勢に振り回されたくないと答えた。そして家族農業を会社組織にかえると決断し新しい販売の仕方を取り入れた。力を入れ始めた直接販売は、自分たちで販路や価格を決められるメリットがあり、LINEなどで顧客を集め、フォロワーは2000人以上に。米の魅力を発信し、自身のファンを増やし直接販売につなげた。7月の早朝四時にはドローンで農作業。消毒を行うがこうした取り組みの他農家からも依頼が殺到している。朝4時からの早朝作業は連日続く。
翌日の朝7時、3人ぐらしの亜希さんは、家の仕事も済ませ息子の送迎も行い休む暇もない。8月上旬には、水を引いている花山ダムが猛暑と雨が少ない影響で、ダムの底が露出。8月の栗原の降水量は平年の半分ほどで、ため池から水をひく田んぼは乾いてしまい穂が出ていないという。同じ頃に米の政策にも動きがあり、政府が増産に舵をとったという。全国の米農家の推移は6割減少。平均年齢は70歳を超えた。一年休むだけでも荒れてしまう田んぼだが、それを整備するのも大変だという。黒澤さんに田んぼを任せている佐藤さんは長年やってきたが難病になってしまい年には勝てなかったと答えた。米の価格は30年前から下がり続けていたが急な高騰に。9月には一部の出回り始めた新米も高い値段に。話題の中心は米の価格。迷いながらも進む若手農家だが、稲刈りに向け英気を養った。
9月になり実りの秋となったが、米農家が待ちに待った瞬間。亜希さんも不安だったと答えたがこの時を迎えられてよかったと笑顔をみせた。例年より収量は1割ほど落ち、夏の不安は的中。それでも米の出来は良いお米だったという。亜希さんのお米を購入した地元の飲食店もその米の出来に満足しているという。また亜希さんは今年からLINE注文に加え、購入サイトもたちあげた。既に注文は殺到しているという。
エンディング映像。
