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(オープニング)
オープニング
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- 京都市(京都)
(ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅)
野鳥と作った茶の庭
江戸時代に始まった茶道速水流家元の茶室「滌源居」では表門から茶室までに細長い庭が続き、これは茶道における露地にあたる。亭主は露地の中程にある枝折戸で来客を迎え、茶室へと案内する。季節を五感で感じたいと、露地にはキンモクセイや柿の木などが植えられ、秋にはメジロ、エナガといった野鳥が飛来する。茶室の西には平野神社、東側には北野天満宮があり、茶室と森で繋がっている。落ち葉を掃き清めた庭に鳥が食べ残した実や糞が落ち、そこから発芽して自然に育った木も露地では大切にし、「無為自然」を是とする理念に通ずる。なお、茶の世界では11月が新しい1年の始まりとされている。
里山 色とカタチ