2025年8月18日放送 5:15 - 5:45 テレビ東京

ニッポン!こんな未来があるなんて
【カブトムシを使った(秘)エコシステムを直撃!】

出演者
藤井由依 
(オープニング)
オープニング

日本最大級のスタートアップイベントIVS2025が開催。意外な事業が続々。一流の投資家たちが投資を決めた理由とは。

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IVS2025
本日の直撃!ラインナップ

本日のラインナップ。カブトムシを使った驚きのエコビジネスを直撃。世界からオファーが舞いこむ未知なる金属の鍛造法とは。

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カブトムシ
(ニッポン!こんな未来があるなんて)
日本最大規模のスタートアップの祭典 IVS2025を直撃!

7月2日~4日まで京都市勧業館みやこめっせにて、今年で19年目を迎えた日本最大規模のスタートアップカンファレンスIVS2025が開催。3日間で1万3千人以上の起業家や投資家たちが世界中から集まりブースの出展や180以上のセッションが行われるなど、資金調達や学び、ビジネスマッチングなどチャンスの場となっている。主催の島川敏明さんは、日本のスタートアップ業界が大きく変わってきている、アメリカのエコシステムに近づいて日本のスタートアップエコシステムがさらに上にあがっていくうねりを感じていると話した。新たに設けられたスタートアップマーケットは、1日に約100社のスタートアップが集結し3日間日替わりでトータル約300社が出展する。より多くの企業にマッチングの機会を提供するべく企画された。

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IVS2025京都市勧業館みやこめっせ左京区(京都)
日本最大規模のスタートアップの祭典 大注目のブースを直撃!

今年始めて開催されるスタートアップマーケットのエリア。株式会社TOMUSHIでは希少なカブトムシを飼育し愛好家に販売、死んだ個体は標本やアート作品に加工している。本当の目的は社会問題の解決で、増え続けている様々な有機廃棄物をカブトムシの力で有効利用しようとしている。食品製造後の残渣や廃棄野菜などの有機廃棄物をTOMUSHIが開発した特殊な加工を施してカブトムシの幼虫のエサに再利用、その幼虫のフンは有機肥料として再利用できる。ヴェルヌクリスタルでは水の中の重金属を除去する装置を開発。ナトリウムとチタンの酸化物を水が流れやすく加工し、水の中の重金属を浄水するもの。食品加工工場では大量の水が必要なので多くの場合地下水を利用するが地域によっては重金属が含まれているため浄水処理が必要になる。従来のろ過システムでは強い圧力や化学薬品が必要だったが開発したシステムではそれらが不要なのでシンプルでコンパクトな設計が可能となり大きなコストダウンにつながる。スタートアップマーケット以外にも多くのエリアが。京都発のスタートアップが集まる京都エリアに出展するmui Labは、自然素材とテクノロジーを調和させるツールを開発。muiボードという木材をタッチパネルに変えた製品がある。海外のスタートアップが出展するグローバルエリアに出展するDeelは創業わずか6年で評価額100億ドル以上の未上場企業であるデカコーンに成長したアメリカの企業。日本のスタートアップが海外に進出する際の伴走支援だけでなく、雇用責任、給与計算、コンプライアンス対応などを丸ごと引き受ける。これにより現地法人を設立せずとも海外ですぐ事業を立ち上げられる。

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DeelIVS 2025mui LabTOMUSHIデカコーンネプチューンオオカブトヴェルヌクリスタル
日本最大規模のスタートアップの祭典 大注目のセッションを直撃!

今回は3日間で180以上のセッションが行われ、デジタル大臣の平将明さん、AI研究の第一人者である東京大学教授の松尾豊さんが日本AI戦略の未来というテーマで対談を行った。平大臣は企業になかなかAIが浸透しない、政府はAIフル実装でデジタル庁では業務支援をするAI入れている、各省庁にガバメントソリューションサービスの環境整備をしていると話した。松尾豊教授は資金力の問題を指摘する。米中がAIの中心になって最先端の技術を引っ張っている、米国の2024年のビッグ・テックのR&D投資は34兆円くらいなのに対し日本政府は頑張っているが昨年度の予算は2000億円以下で1%にも満たない、民間企業がAIに投資をしてAIを活用して付加価値につなげていかないといけないと語った。

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デジタル庁人工知能平将明東京大学松尾豊

番組がもう一つ注目したセッションは、一流の投資家たちが今までに投資したスタートアップの具体例を紹介し投資した理由を語った。関美和さんが投資を通せて良かったのはヘラルボニーだと話した。ヘラルボニーは双子の松田兄弟が、障害のある兄が生きやすい世界を作りたいとの思いから作った会社。障害のある作家が描いたアート作品をライセンス販売するほか自社プロダクト展開も行っている。創業者家族の抱えていた課題を出発点に社会課題の解決にまで拡大したことで独自性が強化されたことが投資の大きなポイントだったという。井上加奈子さんが自信を持って投資したと語ったのはJosan-she’s。Josan-she’sは助産師などの女性専門職が妊娠中や育児期の家族をサポートする産前産後ケアサービス。井上さんは、昨今の出産・育児サポートの波に乗れていること、CEOである渡邊愛子さんのスーパーポジティブなところに魅力を感じて投資したと話した。高宮慎一さんはnewmoに投資したと語る。newmoはタクシー事業とライドシェア事業を両輪で手掛けるスタートアップ。通常のタクシー会社としての運営に加え一般のドライバーが普通免許で乗客を送迎するライドシェア事業も展開している。投資の決めては創業者のパッションで、長年に渡り情熱を燃やし続けていたことが大きかったという。

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日本最大規模のスタートアップの祭典 優勝賞金1000万円ピッチコンテスト

IVS2025のメインイベントといえるスタートアップピッチコンテストでは、応募した350社以上の中から選ばれた15社が決勝の舞台に上がり自社のビジネスとそれにかける熱い思いを6分間でプレゼン。著名な投資家や経営者などの審査員の前で優勝賞金1000万円をかけて競い合った。優勝したのはアドバンスコンポジット。会社の許可をもらわずに応募したというAKIYOSHIさんは、新素材の研究開発をしているがどうしても知名度が上がりにくい、試作を進めても止まってしまうことがあった、知名度が足りないので勝手に応募したと話した。

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IVS2025アドバンスコンポジット
(エンディング)
ニッポン!こんな未来があるなんて 生配信

番組のライブピッチ第10弾が開催。9月9日火曜19:00よりテレビ東京公式YouTubeチャンネルにて。

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テレビ東京 公式YouTubeチャンネル
次回予告

次回の「ニッポン!こんな未来があるなんて」の番組宣伝。

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