- 出演者
- 大槻隆行
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サケは一生に1度しか産卵しないが、ニジマスにサケの細胞を移植することで、サケの卵を繰り返し産ませることに成功したと東京海洋大学の研究グループが発表した。サケの養殖の効率化や資源の保護などに役立つと期待されている。サケが一生に1度の産卵を終えると死んでしまうのに対し、ニジマスは成熟した後、死ぬまで毎年、産卵を続ける。キングサーモンなどから精子や卵のもとになる「生殖幹細胞」を取り出して、ふ化したばかりのニジマスに移植。2年ほどでニジマスのオスとメスがそれぞれ、サケの精子と卵を持つようになり、それを人工的に授精させるとサケになった。これらのニジマスはその後も毎年、サケの精子と卵をそれぞれ持つようになりメスは卵を産み続けた。キングサーモンは成熟するまで3年から7年ほどかかるのに対しニジマスは2年ほどで成熟することから、養殖の効率化や品種改良、それに資源の保護などに役立つことが期待される。この技術は他の魚にも適用可能。研究グループは将来的には絶滅が危惧される魚の「生殖幹細胞」を保存し、別の魚に卵を産ませることで種を保全していくことにも役立つと考えている。
北朝鮮による軍事偵察衛星の打ち上げについて24日、韓国軍関係者は北西部のトンチャンリ(東倉里)付近で打ち上げの準備と推定される状況が確認されており、米韓両国の当局が監視を強めていると明らかにした。これに関連して韓国の通信社・連合ニュースは、北朝鮮が早ければ来週にも打ち上げに踏み切れる見通しだと伝えている。政府関係者はNHKの取材に対し「韓国と米国とは密に情報共有を行っており状況は把握している。日本政府としても打ち上げの兆候について引き続き分析中で警戒を続ける」と述べた。
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