- 出演者
- 糸井羊司
オープニング映像。
陸前高田市に住む佐藤利一さんと妻の君子さんは震災当時、市役所の職員として避難所の対応にあたっていた娘のミホさんの行方が今も分かっていない。ミホさんの息子が合格したことを報告していた。東日本大震災による震災関連死を含めた死者と行方不明者は計2万2222人にのぼる。南相馬市に住む鈴木竹子さんは長男の謙太郎さんが好きだったお酒を仏前に備えた。
処理水の海への放出が始まってから初めての3月11日を迎えた。相馬市の漁業者の石橋正裕さんは「消費者の不安を取り除きながら漁業の水揚げも増やしていくのが課題」などと話した。浪江町の室原地区では原発事故による避難指示が去年解除された。金澤政喜さんは事故後に家族とともに白河市に避難したが自宅を立て直して去年10月に戻った。復興庁のまとめでは震災や原発事故でいまも避難生活を余儀なくされている人は2万9000人を超えている。原子力規制委員会の山中伸介委員長は「原子力に100%の安全はないこと」などと訓示した。
気仙沼の教員・三浦美咲さんは小学6年生の時に震災を経験し祖父を亡くした。三浦さんは「災害で命を落とす人が減ればいい」などと話した。
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- 気仙沼市立大谷小学校気仙沼(宮城)
輪島市の中心部にある障害者施設では断水が解消し職員の態勢が確保できたとして、受け入れを再開した。今日は働くことを希望している3人が市から依頼を受け、市役所に出向いてトイレの洗面台を磨いていた。施設によると受入停止中は利用者から「居場所を失って孤独だった」という声が寄せられたという。一互一笑の管理者・藤沢さんは「関係機関に助けてもらいながら前のような生活に戻れるようにしていきたい」などと話した。
一方、石川県庁を訪れたのは七尾市の和倉温泉の経営者などのグループである。和倉温泉は地震による建物の被害や断水で20余りある旅館やホテルの殆どが休業を余儀なくされて、再開の目処は立っていない。そこでグループでは、2040年を見据えて能登地域全体の復興に向けたビジョンをまとめ、馳知事に提出した。グループ委員長の多田さんは「旅館もダメージを受けていて、取り壊しの判断もできない状況。能登全体に向けて頑張っていく」などと話した。
アカデミー賞で長編アニメーション賞に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」と山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が受賞した。スタジオジブリでは受賞が決まると歓声が上がった。「君たちはどう生きるか」は宮崎監督が引退宣言を撤回し、7年の制作期間をかけて作り上げたオリジナルストーリーである。日本の作品が長編アニメーション賞を受賞したのは2003年の「千と千尋の神隠し」以来で、宮崎監督がこの賞を受賞するのは2度目である。鈴木敏夫プロデューサーは「僕が彼と話したのは電話でおめでとうと言うと、お互い様だと言っていた」と話した。また視覚効果賞には「ゴジラ-1.0」が選ばれた。日本映画が視覚効果賞を受賞したのは初めてである。山崎監督は「この賞は誰にでもチャンスがあることを証明してくれた」などと話した。
内閣府が発表した去年10月~12月までのGDPの改定値は物価の変動を除いた実質の伸び 率が前の3ヶ月と比べて+0.1%であった。これが1年間続いた場合の年率に換算すると+0.4%となる。先月の速報値では年率換算で-0.4%だったが、改定値では+に転換した。GDPの伸び率が+になるのは2期ぶりである。上方修正の要因は企業の設備投資が改善したことである。最新の統計を反映した結果、伸び率が速報値が-0.1%から+2%と増加に転じた。一方、個人消費は-0.3%と速報値から0.1ポイント引き下げられた。今回GDPが2期連続のマイナスとなる事態は免れたものの、個人消費は力強さを欠いていて、今週迎える春闘でどこまで賃上げが進むのかが、持続的な経済成長に向けた鍵になる。
2番・指名打者で先発出場した大谷選手。1回の第1打席ではノーアウト1塁で見逃し三振となった。この後2打席ノーヒットで迎えた6回、オープン戦で初めて4打席目に立つ。第4打席では変化球を引っ張りタイムリーツーベースとなり、オープン戦は打率.533と好調をキープしている。