- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像と挨拶。
ことしの春闘について、連合は、加盟各社の回答状況を定期的に集計していて、今月は、おとといまでに回答があった4938社の結果をきょう公表した。それによると、定期昇給分とベースアップ相当分を合わせた賃上げ額は平均で月額1万5236円、率にして5.08%となった。先月の集計から平均の賃上げ率は0.09ポイント下がったものの、1991年以来33年ぶりとなる5%超えの高い水準を維持している。このうち、従業員300人未満の中小企業3516社の平均の賃上げ額は、月額1万1361円、率にして4.45%となっている。これらは、比較が可能な2013年以降では最も高くなっているが、従業員1000人以上の大企業488社の平均賃上げ率と比較すると、0.74ポイント下回っている。物価を反映した実質賃金が過去最長の25か月連続でマイナスとなっている中、今後も、交渉が続く中小企業や労働組合のない企業までどこまで高い水準の賃上げを波及させることができるかが焦点となっている。連合は、来月3日に春闘の最終的な集計結果を公表することにしている。
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- 日本労働組合総連合会春季生活闘争
理化学研究所のスーパーコンピューター富岳は、2021年に本格的に運用が開始されて以降、気象予測や新型コロナウイルスの飛まつ分散のシミュレーションなどに役立てられている。近年、米国で富岳の2倍以上の計算能力を持つスーパーコンピューターが開発されるなど、世界で競争が激しくなる中、文部科学省の検討委員会は後継として開発を進める新たなスーパーコンピューターについて方針をまとめた。性能について、現在の富岳に比べ計算能力を5倍から10倍に高めるほか、急速に活用が広がる生成AIなどにも対応できるよう世界最高水準のAI性能も実現することなどを目標に掲げている。また、計算速度のみを追求するのではなく、AIの学習に最適とされる処理装置、GPUなどの導入を検討し、生成AIやAIとシミュレーションを組み合わせた予測などにも活用したいとしている。開発主体は富岳と同様に理化学研究所に決定し、運用の開始時期については、遅くとも2030年ごろを目指すとしている。
ニッカウヰスキーはきょう、親会社のアサヒビールと共同で、生産体制の拡充に向けた設備投資を行う方針を明らかにした。具体的には、北海道と宮城県、それに栃木県にある3か所の蒸留所や工場で、ウイスキーの原酒を入れる、たるの貯蔵庫を新設するなどことし中におよそ60億円を投資する。会社では、国産ウイスキーも含めた世界での市場規模が2040年までに、毎年2%から3%ほど拡大すると見込んでいて、来年以降も設備投資を続け国内外でのウイスキーの年間売り上げを2040年までに去年の4倍に増やす方針だということだ。このほか、サントリーが品質のさらなる向上などを目指し、ことしにかけての2年間で大阪府と山梨県の蒸留所に合わせて100億円規模の設備投資を行う方針で、ウイスキー需要の拡大を見込んで事業を強化する動きが広がっている。
スルメイカの記録的な不漁が続く中、北海道函館市で今シーズン初めての水揚げが行われた。去年よりも大幅に減ったことに加えご祝儀相場もあって、初競りでは最高価格が1キロ当たり8000円と去年の2倍以上になった。函館魚市場・美ノ谷貴宏営業部長のコメント。
エンディングの挨拶をした。