- 出演者
- マツコ・デラックス 伊津野弘 小西美彩子 矢島聖蘭 コバにゃん☆
かるた甲子園の世界。映画「ちはやふる」の大ヒットから8年。今や競技かるたの人口は100万人超えと大人気競技になっていた。日本一の高校生チームが挑むかるた甲子園に密着。後半は高校生マーチングバンドの世界。今夜は高校生の汗と涙!青春1時間SP。
関東第一高等学校競技かるた部・矢島聖蘭さん、伊津野弘さん、小西美彩子さん。3人が青春をかける競技かるたの全国大会・かるた甲子園。戦いの場は百人一首の1番の歌を詠んだ天智天皇が祀られる”かるたの聖地”滋賀県の近江神宮で開催。毎年7月に開催され、47都道府県から約400校が参加。団体戦・個人戦で高校生No.1を決める大会。競技かるたの魅力が記憶力×瞬発力×精神力とアドレナリン出まくりの知略スポーツ。青梅市から高校に通っている小西さんは片道電車で2時間かけて通っているという。ほとんどがかるた部に入りたくて遠く通っているとのこと。顧問の三原教頭先生が調べまくって勧誘しているそう。
全国大会を目指す高校生の青春を描いた映画「ちはやふる」をきっかけに海外にも広がり世界大会が開催されるまでに。かるた甲子園の世界の案内人は昨年の大会で団体戦初優勝に輝いた創部10年の関東第一高等学校競技かるた部。払いのスペシャリスト・伊津野弘、冷静沈着なチームの守護神・小西美彩子、高校生唯一の七段・矢島聖蘭。先月行なわれた連覇をかけたかるた甲子園に密着。
競技かるたはおよそ800年前、鎌倉時代に作られた小倉百人一首を使い120年前に誕生した。かるたは上の句と下の句に分かれており、競技者には下の句が書かれた50枚が配られ25枚を自分の陣地に並べる。読み手が箱の中からランダムにかるたを選び読み上げられた上の句の続きが書いてある下の句の札を取り合う。相手陣の札を取れば自陣の札を1枚渡すことができる。先に自陣の札25 枚を無くした方が勝利。ちはやふるでも話題になった0.1秒を争う技の数々がある。札を触るか競技線から出すと取ったとみなされる。払い手を披露した。取り方は他にも突き手、押さえ手などがある。囲い手は手で札を囲うことで相手の払いを防ぎ自ら札を取る攻守兼用の技。判断が微妙な時は選手同士が話し合う。審判はどちらが正しいか経験をもとに判断する。技のスピードを上げるために授業終わりに3時間の練習、土日は試合形式で7時間の練習をしている。友札は上の句の途中まで同じ音の札で百人一首には多く存在しどの札かを特定できる文字を決まり字という。渡り手は決まり字が読まれる前に両方の札を払う技。読まれた札と同じ陣地にある場合、お手つきにならない。百人一首の中でkから始まる歌は13札あるが耳の良い選手は瞬時に子音と母音を聞き分ける。
かるた甲子園の出場枠は東京都がNo.1激戦区で約100校中2校のみ。
関東第一高等学校が2連覇を目指すかるた甲子園に密着。7月19日、かるた甲子園に出場する全国の猛者たちが近江神宮に集結。翌日、試合へ。団体戦は各チーム5人1組で同時に試合をし、先に3勝したチームが勝利。1回戦の相手は全国大会12年連続出場の宇都宮高等学校。勝利の行方は小西さんに委ねられる展開に。一進一退の攻防の中、試合開始から90分。お互いの札が1枚ずつに。これは自陣の札が読まれた方が圧倒的優位とされる運の要素が強い運命戦。
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連覇を目指し挑んだかるた甲子園1回戦。大本命の関東第一が2対2の大苦戦。勝利の行方は小西さんに委ねられた。残る札は互いに1枚ずつ。大接戦をものにし、関東第一が1回戦突破。この勝利で勢いに乗った関東第一は2回戦・3回戦・準々決勝・準決勝と突破。ついに決勝戦へ。対決の場所は競技かるたの聖地・近江観学館 浦安の間。3位決定戦と決勝が同時に開催。対戦相手は昨年3位の強豪・浦和明の星女子高等学校。両校ともに7時間立て続けに連戦。気力も体力もギリギリの状態。その後は一進一退の攻防。かるた甲子園が2連覇達成。翌日行われた個人戦は人数が多いため、2ブロックに分かれ、2名の優勝者が決まる。Aブロックに矢島さん、Bブロックに小西さんが出場。Aブロックでは圧倒的な強さで矢島さんが個人2連覇。さらにBブロックで小西さんも優勝。個人戦・団体戦で連覇を達成し矢島さんの目から涙が浮かんでいた。
高校生マーチングバンドNO.1を決める2つの全国大会が存在する。1つは全日本マーチングコンテスト。足踏みの回数、ターン、音と動きの調和など美しい演奏が出来ているかを競う。もう一つがマーチングバンド全国大会。マーチングバンド全国大会はテーマを自由に設定し8分以内で演奏する。楽器のセレクトも自由となっている。
圧倒的な人気でチケットの争奪戦が起こるマーチングバンド全国大会。マーチングの本場はアメリカ。アメリカでは1972年に始まった。DCIは世界最高峰のマーチング大会。700以上の映画館でライブビューイングが行われるなど数百万人が熱狂する。DCIに憧れ卒業後に渡米する高校生が増加している。DCIの参加資格は13~21歳、オーディション合格者だけとなっている。鎌倉女子大学中等部・高等部ではマーチングバンド部は中学・高校が合同で活動している。武田宗大さんは指導者として15年教えている。武田宗大さんはウィスコンシン州のトップチームで2年活動していた。作品はこだわりの大道具で飾ったアメリカ風演出をしている。特徴は激しい動きで一糸乱れぬ演奏力だという。演奏の立ち位置で音がズレるため後ろの人はちょっと早めに吹く練習もしている。今川直紀さんは四條畷学園高等学校で指導している。マーチングバンド部は全国大会14回出場の超強豪。今川さんは高3で全国大会グランプリ、ウィスコンシン州マディソンスカウツで活動していた。現地のテナードラム大会で個人優勝したこともある。現在は父と親子二人三脚で指導している。
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アメリカで優勝した指導者が率いる四條畷学園高等学校。最大の特徴が複雑に入り組んだ幾何学的な隊列。これを作り出す秘密がアメリカの強豪チームが導入しているマーチング専用3Dシミュレーター。理想の隊列をパソコンで何度もシミュレーション。他ではマネできない隊列を実現している。
ド派手な演奏と独創的な演出が特徴のマーチングバンド全国大会。マーチングバンドのパートの表を紹介。ピットは鉄琴・木琴・ティンパニなど動かせない楽器。全日本マーチングコンテストはピットは置かず全員が楽器を持って動くのがルール。木管はピッコロ・サックスなど。バッテリーはドラム・シンバルなど移動する打楽器隊。演出の柱がカラーガード。フラッグなどでマーチングに彩りを加える。演出を司る役目を担っている。全日本マーチングコンテストとの違いは楽器を持たないカラーガードが独自の演出を行う。
「マツコの知らない世界」の次回予告。
カラーガードがスゴい学校2選を紹介。マーチングバンド全国大会22年連続出場の専修大学熊本玉名高等学校。旗ではなくヤリ。テーマ『精霊の宿る雪山』。大自然の中で生きる先住民を表現。ラストは布から雪山が出現。カラーガードが棒で突き上げている。続いては本場アメリカのパレードに日本代表で参加!県立岐阜商業高等学校。テーマ『ルパン三世』。カラーガードは演技力も求められる。銭形警部に追い詰められたラストは布をはぎ取り幕の外へ。さらにお金をばらまく演出などカラーガードがマーチングの柱に。マツコは「やりすぎるといつか爆発する瞬間が来る。ある程度ルールを決めないと。何でもありって一番難しい」などとコメント。
マーチングバンド年間200作品以上鑑賞のコバにゃんが今一番カラーガードがスゴいと思う高校を紹介。シンクロカラーガードがヤバすぎる、東京農業大学第二高等学校・エメラルドドナイツ。高い演奏力が求められる全日本マーチングコンテストでも金賞受賞。東京農業大学第二高等学校の代名詞的なパフォーマンスは巨大な幕を使った演出。フロアが後ろから幕で覆われていき、幕がなくなると衣装が変わり、しかも人文字ができている。しかし、東京農業大学第二高等学校の本当のスゴさはシンプルな旗を使ったカラーガードの驚異のシンクロ率。
東京農業大学第二高等学校の生演奏を鑑賞。マツコはチューバ演奏者に本当にやりたくてやってる?と質問。生徒は「成り行きで…」と話し、「意志の弱いヤツは気がついたらチューバ」と指摘した。
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- 東京農業大学第二高等学校