- 出演者
- マツコ・デラックス 古田敬郷
雲は水蒸気を含んだ空気が上昇するにつれて膨張して温度が低下し、空気が含むことができる水蒸気量が減ることで発生する。雲は水や氷の粒が無数に集まったもので、危険な雲は大量の水を含んでいる。
夏に災害を引き起こす積乱雲は雷をもたらす雷雲でもあり、落雷の際の直撃地点は3万℃まで温度が上昇する。雷が聞こえた際は建物か車の中に避難する必要がある。
積乱雲は竜巻などの突風を引き起こすこともあり、積乱雲から伸びた漏斗雲が地面に達することで竜巻が発生する。他にも積乱雲によってダウンバーストなどの突風を引き起こすこともある。
積乱雲がもたらす危険な現象続いては、近年増加しているゲリラ豪雨。積乱雲の真下で局地的に発生するゲリラ豪雨。積乱雲の中には最大600万トンの水があるため一度発生すると大被害になることも。去年8月都内で発生した時には道路がまるで川のように。市ヶ谷駅が浸水、重さ40kg以上のマンホールの蓋が吹き飛んだ。
突然発生する局地的な大雨は屋外にいたら逃げ遅れてしまうことも。しかし、荒木さん曰く、3つの雲を知って防災アプリを組み合わせれば回避しやすいという。その天気の急変のサインとなる雲が「頭巾雲」「かなとこ雲」「乳房雲」。「頭巾雲」は入道雲が積乱雲に発達する前に発生する。
今夜の「news23」の予告。「SNS上の“外国人優遇”真偽は？」などのニュースを放送する。
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「マツコの知らない世界」の次回予告。
天気の急変のサインとなる雲が「頭巾雲」「かなとこ雲」「乳房雲」。「かなとこ雲」は積乱雲がかなり発達している証拠となる。また、「乳房雲」は積乱雲の進行方向に発生するので積乱雲接近の可能性があると読み取れる。
荒木さん曰く、雲を知れば防災だけでなく美しい雲にも出会えるという。雲は大きく分類すると10種類、細分化すると400種類以上もある。荒木さんの著書「雲の超図鑑」（KADOKAWA）から高い層にできる巻雲や巻層雲、巻積雲や低い層にできる層雲や層積雲などの雲を紹介した。
様々な美しい雲が存在する中、この夏絶対見てほしい荒木さんイチオシ、スマホで誰でも撮影できる光と雲が織りなす奇跡の現象が「彩雲」。時間とともに色が変化していくレインボーカラーの雲で、いわし雲が出ている時に出会いやすい。もう一つは「天使の梯子」。雲の隙間から差し込む光の梯子を天使が行き来する様子からその名がついた自然現象。雲が多く隙間がある時に発生する。