- 出演者
- 野村真季 島本真衣 松尾由美子 武隈喜一 菅原知弘 福岡良子 佐藤みのり
片足約3分でランニングシューズの主な部分を製造できる新たな技術が公開された。アッパーの制作には通常2週間程度かかるとされるがこの技術で縫製や接着剤が不要になり、二酸化炭素の排出量を削減できる。このシューズはクッションの役割を担うミッドソールの内部を空洞にしたことで着地の衝撃を和らげることができる。開発したスポーツブランド「On」は「重さを1足170gと従来の約3分の2にでき、リサイクルもしやすくなった」と説明している。ランニングシューズの市場規模は1200億円以上とされるがランニングやウォーキング人口が横ばいとみられる中、環境意識の高い層の需要を取り込む動きが出ている。
静岡県伊東市の田久保真紀市長。今週水曜日、自身の学歴詐称疑惑により市議会で不信任の議決を受けた田久保市長、出した答えは議会の解散。前議長らは「大義なき解散」と批判。議会解散により市議会議員選挙は来月12日告示、19日投開票が決まった。
静岡県伊東市・田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を発端に市議会が解散の事態に。市政の混乱が広がる中、地元の子どもたちの間では「田久保る」という言葉が流行。騒動の影響は伊東市の基幹産業である観光業にも出ている。道の駅・伊東マリンタウンを取材。先月のふるさと納税申込受付の寄付金額が去年の同じ月と比べて約300万円減少。
10日に議会が解散、市議会選挙が行われる伊東市。伊東市は来月19日投開票の市議会選挙の予算を「6300万円で計上した」と発表。新しい議会が決まったあと、再び田久保市長の不信任決議案が提出される可能性がある。朝日新聞によると12月の定例会で新議会が市長の不信任案を再可決するとみている。再可決の条件は総務省によると議員の3分の2以上が出席し、過半数の賛成が必要。不信任案が可決されると田久保市長は失職し、50日以内に市長選が行われる。伊東市議会は定数20人。市議会選挙で田久保市長を支持する議員が7人いれば不信任決議を阻止することができる。佐藤が「市民は慎重に判断する必要がある。田久保市長に対する考え方に注目して慎重に判断してほしい」、武隈が「伊東市民は自分たちが伊東市の民主主義を作っていくんだと思っていけばむだなものにはならないかもしれないという期待は持ちたい」などとコメントした。
告示まで10日を切った自民党総裁選。きのうの会見で総裁選への出馬について「地元の声を大事にしたい」と語った小泉進次郎農林水産大臣。来週後半に出馬表明の会見を開く見通し。当初からポスト石破に名前があがっていた5人全員が総裁選立候補へ歩を進めようとしている。今回の総裁選は22日告示、来月4日投開票。フルスペック型で行われ、議員票だけでなく党員票の比重も大きい。党員に人気なのはどの候補なのか、2人の自民党員を取材。札幌市の歯科技工会社社長を務める蓑輪雅宏は経済の立て直しを重要視。岸田政権下で経済安全保障担当大臣を経験した「高市氏を支持する」と話した。小林鷹之元経済安全保障担当大臣については「まだちょっと経験を積んでからやってほしい」などと話した。大学2年生の市村優成は2021年の衆議院選挙で高市氏の街頭演説に衝撃を受けて政治に興味を持ち、18歳で自民党員になった。若手の小林氏や小泉氏への投票を考えているという。党員票は今回の総裁選をどのように左右するのか。
ゲストの政治ジャーナリスト・田崎史郎を紹介した。
自民党総裁選挙。フルスペック型で行われ、国会議員票295票と同数の党員、党友票、あわせて590票で争われる。今月22日告示、来月3日党員投票締め切り、4日に国会議員が投票、開票結果が発表される。ポスト石破は誰になるのか、秋の運動会にちなみ玉入れ競技をモチーフに総裁選の行方を見ていく。10日に出馬を表明した茂木氏、11日に出馬表明した小林氏、来週出馬会見を行う方向で最終調整している高市氏、来週後半に出馬会見を行う見通しの小泉大臣と林官房長官。田崎が「小泉さんは『総裁選というのは記念受験というわけにはいかない』と言われた。1回出たら出続けなければいけないという思いでやっている」などとコメントした。
ポイント(1)全国の党員票“石破票の行方”、ポイント(2)総理経験者などの国会議員票。田崎によると前回の総裁選で獲得した票が今回も基礎票になる。前回石破氏が党員票約20万票を獲得。田崎が20万票の行方を予想。7万票が林氏、4万票が茂木氏、4万票が小泉氏、3万票が小林氏、2万票が高市氏へ。佐藤が「小泉さんはコメのことで消費者目線の対策をやった。消費者層からは人気があるが農業関係者の自民党員は心配だなと思って離れていく可能性もあるか」などとコメントした。
茂木氏がことし2月に開設したYouTubeチャンネルに投稿された動画。前回の総裁選に敗れて以降、SNS活動に力を入れている。高市氏も総裁選に向けSNSをフル活用。「サナエが行く」と題し全国で講演を行う様子を発信し、地方とのつながりをアピールしている。小林氏、小泉氏、林氏もSNSに力を入れており、発信が集票にどうつながるか注目されている。田崎が「知名度を上げなければいけない。世論調査で上がってこないと自民党支持層でも上がってこない」などとコメントした。
前回の総裁選では1回目の投票で最も多くの議員票を獲得した小泉進次郎氏75票、続いて高市早苗氏72票となった。今回はどうなるのか、田崎が予想。茂木氏につくメンバーは衆議院の旧茂木派。参議院の旧茂木派は小林氏へ。旧二階派の一部、旧安倍派の一部が小林氏支持にまわるとみられている。旧安倍派の一部が高市氏を支持。菅元総理大臣のグループは小泉氏を支持。岸田前総理率いる旧岸田派の参議院議員は林官房長官を支持。旧岸田派の一部の議員は小泉氏の支援にまわるとみられる。麻生派の一部が茂木氏、小泉氏、高市氏にもまわるとみられる。おととい高市氏が岸田前総理のもとを訪問した。
「ぬいぐるみお泊まり会」などのラインナップを伝えた。
ユタ州の大学構内でアメリカの保守派の活動家・チャーリー・カーク氏が殺害された事件。FBIは容疑者とみられる画像を公開。狙撃した屋上から飛び降りる容疑者の動画も公開し、行方を追っていた。FBI・連邦捜査局は12日、「容疑者を殺人の疑いなどで逮捕した」と発表。家族に犯行をほのめかしていて、家族から連絡を受けた知人が通報した。カーク氏を約180m離れた場所から狙撃したとみられる容疑者。明海大学・小谷哲男教授は「決して難しい距離ではない」などと話した。
殺人の疑いなどで逮捕された容疑者。ロイター通信によるとユタ州南西部で両親と同居。州の記録によると犯罪歴はなく、有権者登録はしていたが政党には所属していない。容疑者の家族への事情聴取によると最近政治的発言をするようになり、カーク氏をこき下ろすような発言があった。アメリカ政治に詳しい明海大学・小谷哲男教授は「MAGA派の議員やインフルエンサーには次は自分ではと思う人が出てきていて緊張が高まっている」と指摘している。佐藤が「民主主義が根本から覆されてしまうような行為。民主主義は対話が何より大切。少数派の意見にも耳を傾け話し合う、結論がよりよいものになるのが理想」などとコメントした。
80歳以上限定のサッカーリーグ「SFL80」でプレーする選手たち。この日はトップ選手たちが集まり練習試合が行われた。来月1日から80歳以上の選手によるサッカーの国際大会が初めて日本で開催される。日本代表のユニホームに袖を通すサムライパープル。日本代表の司令塔・野村から伊藤へパス、砂川がシュート。手元の温度計で35℃を超えたこの日、こまめに休憩を取りながらも戦術確認に余念がない。日本代表が目指すのは世界一。砂川は「まず優勝する」などと話した。
「ワールドサッカーフェスタ70Plus2025東京」は70歳以上、75歳以上、80歳以上のカテゴリーで行われる。80歳以上は今回初めて開催。来月1日からの3日間で日本代表やアメリカ代表など4チームが総当たり戦を行い、上位2チームで決勝戦が行われる。アメリカ代表の注目選手は通称スーパーマン、キム・バーゲンサー。今回の世界大会で「80代のカテゴリーをやりたい」と言った発起人。世界大会は世田谷区の駒沢オリンピック公園で行われる。
80代サッカー日本代表・伊藤優。1日は早朝6時から始まる。ラジオ体操会場の公園まで徒歩で片道15分。帰りの道中、階段約50mを上りきった。午前8時、朝食の支度。妻・和子と2人暮らし。5年前に大病を患って以来思うように体が動かなくなった妻に代わり朝食を作るのが日課。メニューはサラダ、ハムエッグ、パン。食事を終えるとサッカーリーグのメンバーからのメールをチェック。元銀行員のためパソコンは得意。午前10時30分、徒歩10分の場所にある公園へ。ドリブルなどボールを使った練習を30分行い、午後2時、スポーツジムへ。午後6時、夕食の時間。妻がビーフシチューを作った。
80歳の伊藤優に聞いた若さの秘訣。1つめは適度な休憩、2つ目は出会いに照れない。日課は公園でのラジオ体操。公園に居合わせた人と積極的にコミュニケーションを取って声を出すことでポジティブになり、若返る気がする。厚生労働省は65歳以上の人たちに1日6000歩を推奨。武隈が「体を動かしてやれば80になっても元気に過ごせることを見せていただいた」などとコメントした。
東京都千代田区にある東京国立近代美術館で先月行われたイベント「ぬいぐるみ お泊り会」。子どもたちが大切にしているぬいぐるみが美術館に宿泊。子どもたちが美術館やアートに親しんでもらうための取り組み。撮影された写真がアルバムとなり、自分のぬいぐるみが代理として泊まっている写真を見ることで子どもたちは美術館を身近に感じる。アメリカ発祥のぬいぐるみのお泊り会。海外では多くの図書館が行う定番のイベント。東京国立近代美術館が行ったお泊り会には約1000件の応募があり、20組のぬいぐるみが選ばれた。子どもたちはどんな思いで参加しているのか、東京都に住む陽道(13歳)に話を聞いた。「寂しい思いをさせているけんちゃんに美術館を楽しんでほしい」という思いでお泊り会に参加した。
多くの時間を共にしてきた犬のぬいぐるみ「けんちゃん」。お泊り会ではセザンヌの絵画を仲良くなった仲間と共に鑑賞。ぬいぐるみを預けた陽道は「写真集に写っていない絵とか企画展とかも一緒に行ってみたい」などと話した。
子どもたちに美術館を身近に感じてほしい、親しみを持ってもらいたいというイベント。小学生までの子どもがいる親500人に聞いた子どもとお出かけする場所ランキング(アルバリンク)では1位・公園、2位・商業施設、3位・動物園で美術館はランク圏外。神奈川県立近代美術 鎌倉別館では来月19日まで「彫刻に触れる展覧会II」を開催。東京藝術大学・伊藤達矢教授によると博物館や科学館などは歴史や生き物の生態、物理の法則など誰にでも共通する答えがある場所。美術館は作品の感想はそれぞれ違う。それを話し合うことでひとつの物事にはいろいろな見方があると学ぶことができ、子どもが異なる価値観を理解することができるようになる。佐藤が「これを機に子どもたちも美術館とかにも興味を持つかもしれない」などとコメントした。