- 出演者
- 野村真季 島本真衣 松尾由美子 武隈喜一 菅原知弘 関口奈美 佐藤みのり 駒見直音
自公連立が終焉したことについて「致し方ない」と話す公明党中央幹事・伊佐進一前衆議院議員。おととい公明党が開いた国会議員や地方議員らを集めた会合に参加。多く上がったのは政治とカネの問題についての自民党の姿勢に対する不信感。伊佐氏は「公明党の支持者からも自民党を批判する声が多く上がっている」という。自民党と袂を分かつこととなる公明党。今後の関係について斉藤代表は「国政選挙における党同士の選挙協力はいったん白紙にする」などと述べた。
政治ジャーナリスト・田崎史郎、テレビ朝日政治部記者・大石真依子を紹介した。
きのう行われた自民党と公明党の党首会談。党首会談は7日にも行われ、斉藤代表は高市総裁に3つの懸念を伝えた。靖国神社参拝問題と歴史認識、過度な外国人排斥問題については認識を共有、政治とカネの問題については意見の相違が残っていた。きのうの会談後斉藤代表は「政治とカネについて自民党の回答は誠に不十分で極めて残念。自公連立政権はいったん白紙にする」などとし、自民党側に政権離脱の方針を伝えたことを明らかにした。高市総裁は「26年間にわたり協力し合ってきた関係なので大変残念」などと語った。田崎が「公明党といまの自民党執行部はパイプがない。公明党の本音がどこにあるかが最後まで分からなかった。高市さんは連立離脱を想定していなかったと思う」、大石が「公明党内を取材していると数日前から斉藤代表は腹をくくっているという温度感が伝わってきた。公明党の本気度を自民党として見誤っていた印象」などとコメントした。
自民党と公明党の関係を登山をイメージして解説した。きのう公明党・斉藤代表が連立離脱の方針を伝えた。公明党が最大の理由とした政治とカネの問題。中でも裏金不記載問題の経緯について全容解明が必要としている。企業団体献金を巡っては、同じ政党などに献金できる額について年間2000万円を上限とすることや、寄付は党本部と都道府県連に限定することなどを要求。高市氏は政治資金収支報告書に多額の不記載があった萩生田氏を幹事長代行に。2023年9月、麻生副総裁は前年に改定された安保関連3文書の閣議決定を巡り当時の公明党・山口代表らを批判。毎日新聞の試算によると自公の選挙協力が解消された場合、次の衆院選では前回の小選挙区で当選した自民党議員132人のうち25~45人が落選の危機にさらされる。田崎が「公明党として自民党と敵対するつもりは全くない。公明党は自民党の候補者から後援会名簿をもらって公明党の比例代表につなげていく」などとコメントした。
1999年、自民党と公明党の関係は小渕政権で結ばれた自自公連立から始まる。創価学会を支持団体とする公明党は福祉や平和を党の理念として掲げ、時には自民党のブレーキ役になってきた。2003年に始まったイラク戦争。当時の小泉総理大臣は「アメリカの武力行使を支持する」と表明。2004年には自衛隊のイラク派遣に踏み切るが、公明党は自衛隊の活動を「非戦闘地域に限定する」などの注文をつけた。集団的自衛権の行使を巡り、要件を厳格化する修正案を自民党にのませ、一定の歯止めをかけた。2019年の消費増税を巡っては、公明党は軽減税率の導入を主張、当時の安倍総理大臣を説得。少数与党の自民党にとって連立離脱は痛手でしかない。来る総理指名選挙へ勢いを増す野党。国のかじ取りを担うのは誰なのか。
自公連立に終止符が打たれることで総理指名選挙の行方が混沌としてきた。自ら野党の道を歩むことを選択した公明党。「十数年に1回のチャンスだ」として総理指名選挙で野党候補一本化に意欲を示す立憲民主党。国民民主党・玉木代表にラブコールを送っている。衆議院で自民党の196議席を上回るためには維新の協力が欠かせない。各党の思惑が入り乱れる中、誰が次の総理の座につくのか。
連立離脱を通告された自民党。どうやって多数派工作を行っていくのか、レストランでの会食をイメージして解説した。参院選を受けて野党との連携が不可欠となった自公政権。当初は日本維新の会と国民民主党が連立拡大の相手として有力視されていた。維新・藤田共同代表は「正式に連立の協議があれば真摯に話を聞きたい」とし、国民民主党・玉木代表は「我々が仮に加わっても過半数にいかないのであまり意味のない議論」としている。立憲民主党・野田代表は公明党の連立離脱は「政治とカネの問題で自民党に反省が見られないことに危機感を持った結果だ」と自民党の対応を批判。総理大臣指名選挙の票の動きを衆議院の議席数で見る。田崎が「あんまり公明党の感情を逆なでしない方が政権維持は可能になる。このままいくと危ない」、武隈が「高市さんの会見を聞いていて一番気になったのが26年間連立を組んでくれた公明党に対する感謝や敬意という話を最初にした上で色々な話をすべきだったのに、話の中で1度も公明党に対する敬意みたいなものを全く感じなかった。政治家としての度量、複雑な政局を乗り切るための懐の深さみたいなものを自民党の総裁としては持っていないとこの難局を乗り切ることができないだろうなと思って聞いていた」などとコメントした。
臨時国会は20日か21日に召集される見通し。総理大臣指名選挙を行い石破総理大臣の後任が選出される。佐藤が「政治空白が続いている中で、国民としては政治を前に押し進めてほしい」などとコメントした。
「『ミャクミャク』黒字に貢献」などのラインナップを伝えた。
今シーズン3度目のシャンパンファイトに歓喜するドジャースの選手たち。ワールドシリーズ連覇へ向け、また一歩近づいた。ロバーツ監督は勝利の立役者として佐々木朗希をあげた。ナショナル・リーグ地区シリーズ第4戦。3回裏、大谷翔平が鋭い当たりを放ち、サードのエラーで出塁。しかし後が続かず。試合は息詰まる投手戦に。8回表、佐々木が登板。延長10回までの3イニングをパーフェクトで抑えた。ドジャース2-1フィリーズ。フリーマンは「佐々木朗希に花を贈りたい」、大谷は「素晴らしかったし、見ていて頼もしい」などと話した。
ナ・リーグ優勝決定シリーズに進出したドジャース。次の対戦相手はあす第5戦が行われるブルワーズvsカブスの勝者。カブスには鈴木誠也、今永昇太も所属。ワールドシリーズ連覇を狙うドジャース。救世主となっている佐々木朗希。現地メディア(米国・ドジャース・ネーション)は抑え投手としての活躍を「悪魔的」と称賛、「デーモン・クローザー」と呼ばれている。野球専門メディア「フルカウント」の小谷真弥記者は「イニングをまたぐことにも慣れている。いまの佐々木は監督にとって使いやすく、重宝する存在になっている」などと分析している。佐藤が「メジャーリーグでこれだけ日本人選手が活躍しているのはすごいことだと思う。見ている子どもたちが野球に憧れ、夢を持ってがんばってやっていきたいと思うのかなと思う」などとコメントした。
閉幕まであと2日となった大阪・関西万博。一般入場者数は黒字化の目安である2200万人を突破した。にぎわいを見せているのは会場だけではない。きのう都内にある万博のオフィシャルストアに大勢の人が。男性が購入したのは「EXPO2025 ミャクミャク 応援フラッグ」。家族は「ソックス 相良刺繍」を購入。ミャクミャクの熱烈ファン「ミャクラー」。町にはミャクミャクグッズを身につけた人たちが多くいる。
日本国際博覧会協会によると「ミャクミャク」の人気もあり、万博の公式グッズは約7000種類、売り上げは約800億円を記録。ミャクミャクのモニュメントは閉幕後大阪府に無償譲渡され、府内で巡回展示される予定。キャラクターマーケティングが専門の大妻女子大学・野澤智行教授によるとミャクミャクの人気の理由は第一印象の悪さとわかりやすい配色。古坂が「無関心が一番だめ。違和感がある方がアンチはいても無関心になりづらい。ほどよい違和感だった」などとコメントした。
ガザ地区の戦闘終結へ向け、トランプ大統領が提案した和平案。第1段階の合意を受け、イスラエル軍は10日、「停戦を発効した」と発表した。ハマスも72時間以内に拘束している人質を解放する見通し。ノーベル平和賞の発表を控え、実績を強調したトランプ大統領。ノーベル平和賞を受賞したのはベネズエラの野党指導者・マリア・コリナ・マチャド氏。ホワイトハウスはトランプ大統領をノーベル平和賞に選ばなかったことを批判した。
中国・湖南省で空から降り注ぐ大量の火の粉。何が起きたのか。
中国・湖南省で撮影された空から降り注ぐ大量の火の粉。近くの山では火災も発生。この日行われていたのは建国記念日「国慶節」を祝う花火大会。ドローンからも花火が発射される予定だったが制御ミスで花火を誤った方向へ発射。火の粉が地上に降り注いだ。地元当局によると火災は消し止められ、けが人も報告されていない。
火曜、山瀬まみが7か月ぶりにラジオ番組に復帰。子宮体がんで闘病生活を送っていたことを明かした。1~2か月で復帰する予定だったが一時は危険な状態に。
カメラの前に現れた全長5mにもなるジョーズ級の巨大ザメ。日本有数のリゾート地、沖縄・宮古島。“人食いザメ”と恐れられているイタチザメが頻繁に出没している。巨大ザメを駆除する映像。
沖縄・宮古島で頻繁に出没している“人食いザメ”と呼ばれるイタチザメ。1時間に及ぶ激闘の末、この日4匹のサメを駆除した。東海大学海洋学部海洋生物学科・堀江琢准教授が「地球温暖化などで魚種がいままでいた生息域と変わったりしているので、その影響もあるのかもしれない」などとコメントした。
月曜日、ノーベル生理学・医学賞に大阪大学・坂口志文特任教授が選ばれた。坂口氏は1995年、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見し、免疫応答を抑制する仕組みを解明。研究は大阪大学招聘教員の妻・教子さんと二人三脚で行ってきた。2日後、京都大学・北川進特別教授がノーベル化学賞に輝いた。北川氏は多孔性材料を世界で初めて開発した。