- 出演者
- 山川龍雄 田中瞳 長部稀
暗号資産のアジア最大級のイベント「WebX2025」。90か国からおよそ7500人が参加、過去最多を更新する見込み。ビットコインなどの仮想通貨に代表される暗号資産をめぐってはアメリカのトランプ政権が普及を促進する政策を相次いで打ち出している。そのアメリカの動きを念頭に日本も暗号資産に関する規制を見直す。加藤金融担当大臣は、暗号資産にかかる課税、その見直しを検討するとされていて、必要な対応を検討していくと発言。現在、暗号資産の売買で生じた利益にかかる税率は全体の所得額に応じて最大55%の税率となる総合課税が適用されている。政府与党では分離課税を適用する議論が進んでいる。株式などと同様の20%となるかが焦点となっている。政府与党は投資家保護の条件などを整備し暗号資産の税制改正に向けた議論を加速させる方針。
東京株式市場は22日、FRBのパウエル議長が利下げの可能性を示唆したことで幅広い銘柄が買われる。日経平均株価は一時500円超えて上昇。外国為替市場で円安ドル高が進んだことが相場の重しとなり終値は先週末より174円高い42807円だった。
アメリカのマーケット情報を紹介。
FRBのパウエル議長の講演を受けて、日本、アメリカ共に株価上昇。山川キャスターによると、まずはホッとひと息相場かなと。ジャクソンホール会議に入る数日前までは利下げに慎重な発言をするとの警戒感で株価は日米ともに下がっていた。フタを開けてみれば前向きな発言だったため安堵している。日経平均は伸び悩み。日本株は円高が懸念材料。為替の動きが鍵を握っている。日本株が上がるとすると条件としてはアメリカ株があがる、為替は安定しているという2つの条件が揃う必要がある。植田総裁は利上げに意欲を示す発言もあったが、難しいと思う。去年は利上げによって株価は大幅に下落した。それが植田総裁の頭の中にあるから決定会合で利上げできる環境が整う可能性は低いのではないかと指摘。
銀の価格が上昇している。ニューヨーク銀先物は25日、一時39ドル台をつけ2011年以来14年ぶりの高値圏で推移。銀に投資をする人が増えている。石福金属興業では去年より2割増産しているが生産が販売に追いつかないという。銀の約6割が太陽光パネルで電子機器や半導体などに利用されている。需要は拡大しているが供給不足が続き価格は高騰。投資目的で銀を購入する客が増えているという。石福金属興業・河内さんは、現物資産としてインフレヘッジや資産保全を目的に長期保有する人が増えているとコメント。
あすの注目ニュースは「日本時間未明、米韓首脳が会談」。テーマは北朝鮮、安全保障、関税。トランプ氏が防衛費の積み増しを要求する可能性がある、日本にも影響を及ぶため注視したい。「7月、企業向けサービス価格」。日銀が賃金上昇を伴った物価上昇がどこまで起きているか確認する上で重視している指標。
エンディング映像。