2026年1月25日放送 18:00 - 18:30 TBS

世界遺産
「ギリシャの桃源郷 大渓谷の村〜ザゴリ」

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ギリシャ/ザゴリの文化的景観
コーナーオープニング

きょうの世界遺産はザゴリの文化的景観。

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ギリシャザゴリの文化的景観
辺境地の村々 大渓谷の桃源郷

ザゴリがあるのは北西部の山岳地帯。世界遺産エリアには多くの村が点在している。ザゴリとは古い言葉で「山の後ろの場所」を意味する。そこに巨大な渓谷がある。そびえ立つ断崖の高さは最大で約1100m。渓谷を流れる川はヨーロッパ有数の清流として知られている。日当たりが良く風が少ない場所を選んで村はつくられている。ザゴリにはこうした村が46も点在し、そのうち20が世界遺産エリアにある。家も道も地元で採れる石材で造られている。ザゴリのむらの広場には必ずプラタナスの木があるという。今ある建物や家々の多くが18世紀から19世紀ごろに建てられた。山間に点在するこうした村々をつないでいるのが、断崖にくねくねと続く細い道。

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アギオス・ミナス村(ギリシャ)アテネ(ギリシャ)アリスティ村(ギリシャ)エーゲ海プラタナスミクロパピゴ村(ギリシャ)モノデンドリ村(ギリシャ)ヴィコス村(ギリシャ)
未来を見すえた“出稼ぎ”文化

この地には未来を見すえた独特の出稼ぎ文化があった。他の地方と違ってザゴリはとても裕福で、大きな家ばかりだった。もともと貧しい土地だったザゴリで人々は放牧や畑仕事をして細々と暮らしていた。約550年前まで周辺に住むスラブ人などから襲撃されることがあった。15世紀後半、ザゴリがオスマン帝国の支配下に入ったことで外敵の脅威が大きく減った。それを機に男たちは帝国の内外へ出稼ぎに行くようになった。15~20世紀初めごろまで行った先で商売などに成功し、故郷に富をもたらした。この地には「稼いだ富はまず村のために使う」という独特の考え方があった。ザゴリでは多くの学校が個人の寄付で建てられたという。学校づくりは将来を見すえた投資だった。

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女性が守った村 大渓谷の桃源郷

代々ザゴリで暮らしてきた一族の家で迎えてくれたドゥブリさんのお父さんの世代くらいまでは男性は学校を出ると皆出稼ぎに行ったという。村を出るのは12~15歳。帰って来るのは4~5年に一度。村に残っていた男性は老人と幼い子供だけ。家を支えていたのは女性たちだった。7月には村の広場でキリスト教の聖人を祀るお祭りが開かれる。必ず歌われるのが、出稼ぎが盛んだったころ愛する者との別れを惜しんだ歌。

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ザゴリの文化的景観
豊かな村を生んだ故郷への想い

アリスティ村の給水所が作られたのは1866年。これも個人の寄付によるものだった。お金はまず村のために使い、残ったら自分のために使う。川にかかる橋も寄付で造られた。

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渓谷にかかる橋も寄付で造られた。川の氾濫などで水位が上がっても水没しないように高さのあるアーチ型になっている。歳月を経て橋が壊れると、また別の村人が個人の寄付で修理した。このような橋がザゴリには90以上も残っている。地域の絆が強いこの地では、共同体に富を還元することが最も名誉なことだった。18世紀に建てられた教会はも1人の村人が私費を投じ作った。

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(エンディング)
次回予告

「世界遺産」の次回予告。

(番組宣伝)
ベスコングルメ

「ベスコングルメ」の番組宣伝。

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