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平安時代から「一目千本」とも言われた桜の名所、奈良の吉野。桜の多くは他の桜よりも白っぽいシロヤマザクラ。その美しさ故、歴史的な偉人も花見をしている。桜の山の一番奥に構えているのが修験道の最大拠点、金峯山寺。御本尊の金剛蔵王大権現は、言い伝えでが修験道の開祖・役行者がヤマザクラに彫ったことで桜が御神木になったと言われている。それ以来、1300年にわたって蔵王権現にあやかろうと人々が桜を吉野山に植え、今では3万本を数える桜の山になった。
古くから神々が宿るとされた和歌山の那智でも例年4月に桜が満開になる。日本三名瀑の一つ、那智の滝は滝そのものが御神体として崇められている。約1700年前からこの地にある熊野那智大社には枝垂桜が咲いている。約850年前、後白河法皇が手植えした桜だと伝えられている。古くから紀伊山地には聖地を巡る道があり、熊野三山を巡ると過去・現在・未来の安寧を得ると考えられてきた。
京都の仁和寺は江戸時代から吉野に劣らぬ桜の名所だった。「御室御所」とも呼ばれる仁和寺には例年4月中旬、古くから天皇家に愛されてきた遅咲きの桜が咲く。
鹿児島の屋久島にはヤマザクラが咲く。屋久杉の伐採は今禁じられているが、かつては建設資材として盛んに切られていた。その伐採により陽は地面にまで届くようになり、ヤマザクラが育つようになった。
沖縄県の西表島では2月に桜を見ることができる。西表島には19種類ほどのホタルが生息しているが、夏ではなく春の風物詩だ。八重山諸島に生息するカンムリワシは絶滅危惧種。西表島は絶滅危惧種の貴重な生息地として世界遺産に登録された。
番組が撮影した選りすぐりの映像を紹介。
次は白神山地。
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「世界遺産」の次回予告。
白神山地には東アジア最大級のブナの原生的な森が広がっている。毎年春になるとブナの林に無数の穴が空く。根開けはブナの木が太陽の光を浴びて温まり、周りの雪が溶ける。木は雪が溶けた水分を吸収し芽吹く。標高の低いところから高いところへと上がっていくので新緑のグラデーションになる。雪解け水は山の幸も育む。
「ベスコングルメ」の番組宣伝。
