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今回の世界遺産はラオスのヒンナムノ国立公園。
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- ヒンナムノー国立公園ラオス
東南アジアで隣り合うラオスとベトナム。国境を挟んで並ぶ2つの国立公園が1つの世界遺産を形成している。2003年に登録されたベトナムの世界遺産に去年、ラオスのヒンナムノ国立公園が加わり拡張登録が実現した。国全体で約50もの民族が共存するラオス。この一帯にも独自の文化を受け継ぐ少数民族がそれぞれの暮らしを営んでいる。多様な民族が暮らす20以上の村々が国立公園を取り囲むように点在している。村人の中にはその土地の自然の中に宿るとされる精霊を心の拠り所として暮らす人々もいる。
ヒンナムノ国立公園の針山は無数の鋭い岩が天に向かって伸びている。この山は石灰岩の塊。かつてここは海の底で貝やサンゴなどカルシウム分を含む生物の殻や骨格が堆積し石灰岩となった。それが隆起し陸地になった。プレートの動きで横から強い力が加わり縦に亀裂が入った。そこに弱酸性の雨が降り注ぎ、亀裂に沿って石灰岩が溶けて鋭く尖った針の山が生まれた。広大な地域に広がる石灰岩の景観が世界遺産登録の決め手の一つになった。
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- ヒンナムノー国立公園
ヒンナムノ国立公園の石灰岩の大地が針の山のように削られた背景には地球規模のプレートの動きがあった。約1億年前、現在のラオス周辺は海だった。プレートの移動に伴い改定の石灰岩が隆起。その後も隆起は進み、アジア各地に大規模な石灰岩の大地が誕生した。こうして誕生した景観のうち、特徴的な場所が世界遺産になっている。ヒンナムノ国立公園は熱帯特有の激しい雨がこの景観を生み出した。地元の集落には岩山の民が暮らしている。
森には聖なる力が宿ると信じられている。この森には絶滅危惧種のアカアシドゥクラングールが暮らしている。この地の固有種クロラングールは鋭い針の山を住処にする。こうした貴重な生物が生息していることも世界遺産に登録された理由の一つ。
森は厳格に保護されているが、この地に暮らす少数民族には伝統的な採取が一部認められている。集落の横を流れるセバンファイ川が大地を削り生まれた洞窟がある。
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洞窟には精霊が住むと人々は信じてきた。今も土地の精霊に祈りを捧げるという彼らが撮影隊の無事を祈った。
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「世界遺産」の次回予告。
地元の少数民族が精霊が住むと信じる洞窟がある。川の流れが石灰岩の山を削り数100万年の時をかけて作り出した山の迷宮だ。全長6.4キロ、世界最大級の河川洞窟だ。洞窟には巨大な石筍がある。
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