2023年11月26日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
【経験者に学ぶ腎臓病の真実…注目の数値eGFR】

出演者
石丸幹二 坂下千里子 島崎和歌子 
(オープニング)
eGFRってなに?経験者に学ぶ!腎臓病の真実

今年4月に厚生労働省は慢性腎臓病の対策を強化する取り組みをスタート。かかりつけ医と専門医が連携し慢性腎臓病の早期発見と治療を目指していた。腎臓病の治療の1つである人工透析の患者数は年々と増え成人の約8人に1人が慢性腎臓病と考えられている。腎機能が低下すると心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まるが1番の問題点は腎機能が下がるまで全く自覚症状が出ない事だった。腎機能の低下を早期発見するのは「eGFR」で健康診断などの血液検査で測定する腎機能を示す数値で60未満の状態が約3か月以上続くと慢性腎臓病と診断される。実情を腎臓病と戦う方が語った腎臓病の治療に動物の力を借りた再生医療を紹介するという。

キーワード
EGFR厚生労働省心筋梗塞慢性腎臓病日本腎臓学会日本透析医会脳梗塞
オープニング

オープニング映像。

(健康カプセル!ゲンキの時間)
eGFRってなに?経験者に学ぶ!腎臓病の真実

eGFRについてスタジオトーク。専門家は慢性腎臓病は腎機能の低下や腎臓の障害が3か月以上続いた状態で成人の8人に1人は慢性腎臓病を持っているという。石丸幹二は「健康診を毎年行っているが確認したらeGFRが書いてあった」「数値を見たら79で判定はAだった」などと話している。腎臓について意識している事を聞かれた島崎和歌子は「肝臓は大事にしているが、腎臓は考えた事無い」などと話している。

キーワード
EGFR慢性腎臓病東京慈恵会医科大学

eGFRを経験者が紹介。64歳の佐藤紀子さんは33歳くらいの時に職場の健康診断でたんぱく尿が出て腎臓内科に通っていた。小関盛道さんは高校1年生の入学時に健康診断で尿に潜血が出ていると指摘を受けていたが全く自覚症状は無かったという。2人は尿に異変が起きて初めて病が発見されたが、それよりも早く見つける方法がeGFRだった。eGFRは5段階のステージになりG1ステージは数値が90以上の方が正常でG2になると60以上が正常と将来的に問題はないが、G3の45からG5の15まで低下すると腎臓が悪くなる。eGFRは性別・年齢・クレアチニンから算出される筋で腎臓の濾過量を表す数値で2人は診断当時はeGFRの概念は無かったがクレアチニンの値から算出すると診断から数年後にはステージ5の状態だった。eGFRは健康でも年齢と共に数値が落ち50歳を超えると年に約0.8から1くらいは自然と下がるが、スタートラインが低いと自分の寿命より腎臓の寿命の方が早く尽きてしまう。人工透析機は腎臓の機能が落ちた患者の血液を綺麗にする為に使用し、筒状の部分が腎臓の役割を果たしている。牛乳を血液に見立てて実験し腎臓にあたる部分を牛乳が追加すると透明な液体になる。腎臓の役割を持つ部分には細い管が詰まっていて管には約10万分の1mmの穴が無数に空いていた。この中を流れる事で牛乳を白くしているたんぱく質や脂肪など体にとって必要な部分は体に戻される。必要のない部分は濾過し排出され人間の腎臓は透析機と同じ働きをしていた。腎臓は糸球体という毛細血管が毛糸玉のように丸まった組織が左右に約80万個ある。血液が流れると濾過され赤血球やたんぱく質などの栄養分は血液に残り、老廃物や毒素・余分な水分などを通過し尿となって排出される。糸球体がダメージを受け壊れると濾過機能を失い、たんぱく質や赤血球が尿の中に溢れ出し、佐藤さんのたんぱく尿や小関さんの血尿はこれが原因だという。

キーワード
EGFRたんぱく尿クレアチニン慢性腎臓病日本腎臓学会日本腎臓学会 公式ホームページ

腎機能が低下すると次第に症状が出てくる。人間の身体を構成する細胞は約60%が水分でできている。腎臓が摂取した水分に合わせて尿を濃くしたり薄くして水分量を調整する。腎機能が衰えると水分をとっていなくても尿を作ってしまう。尿が作られないと身体の水分量が増えすぎてしまうことでむくみがでて心不全の原因につながる。女性は週3回4時間の透析を4時間受けている。透析は午前9時から行われ終わった跡はぐったりと疲れてしまうという。以前までは腎臓病の人は安静にすべきと言われていたが適度な運動は腎機能の低下を防ぎ死亡率を下げることがわかってきた。透析中の運動で筋力の低下を防ぐ。小関さんは移植をしeGFRは改善された。

キーワード
EGFR医療法人社団長尽会 長久保病院国立市(東京)心不全慢性腎臓病

慢性腎臓病は40代から50代が注意が必要で健康診断を受け始めると尿酸値が高いことや中性脂肪が高いなど数値がもどるがeGFRは1度下がると戻らないため紛れて軽く見られてしまう。

キーワード
EGFR慢性腎臓病
中高年以降の方は要注意!腎機能を悪化させる塩分・糖尿病/腎臓をいたわる食事 先生のお勧め!麦ご飯/人工透析・移植だけじゃない!腎臓機能を取り戻す方法

中高年が腎機能を低下させる2大要因は塩分の多い食事と糖尿病である。腎臓は塩分を多く摂ることで濾過膜に圧力がかかり上昇し膜を壊してしまう。身体の水分量が増加すると圧力が上昇する。血糖値が高くなると血管がダメージを受ける。血管の塊である糸球体は血糖の影響を受けやすい。透析が必要になる一番の原因が糖尿病である。腎臓に良い食べ物は白米に麦などの穀物を加える。カリウムやカルシウムを毎日摂取できる。カリウムは塩分を排出する働きがある。腎臓を自分の身体で育てる再生医療でステージ5でも希望が持てる。

キーワード
カリウムカルシウム糖尿病
人工透析・移植だけじゃない!腎臓機能を取り戻す方法

iPS細胞で身体の様々な組織になることができる。

キーワード
人工多能性幹細胞東京慈恵会医科大学港区(東京)
人工透析・移植だけじゃない!体内で腎臓を育てる再生医療

他の動物のプログラムを借りる腎臓の再生医療はiPS細胞から腎臓のもとを作る。人押しすることで腎臓へと変化する。

キーワード
人工多能性幹細胞
ブタの力を借りる!?体内で腎臓を育てる再生医療

ブタは臓器の重さが人と似ていてブタから腎臓に成長するスイッチを借りる。腎臓になる環境を豚の胎児から取り出し、患者のiPS細胞から作った腎臓のもとを加えるとで腎臓になるためのプログラムが働く。豚から取り出した環境に腎臓のもとを入れると徐々に形が変化する。患者の身体に入れるとプログラムが働き続け100%人の細胞のものに変わる。ラットやマウスによる実験では体内で腎臓が作られ尿が排出された。サルで実際に有効性がちゃんと確認できるか行っていて2、3年後には患者で有効性があるか確認する。

キーワード
サルブタマウスラット人工多能性幹細胞

腎臓は機能が多く、わずかでも機能していれば残しておいたほうが得で再生した腎臓も新しく追加数する。世界的にはライバルがたくさんいるという。

(エンディング)
次回予告

「健康カプセル!ゲンキの時間」の次回予告。

エンディング

エンディング映像。

(番組宣伝)
がっちりマンデー!!

「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.