- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 松本明子 金子貴俊 彩凪翔
今回のテーマは「最新!傷・やけどの応急処置」。救命救急医が様々なケースの応急処置を徹底解説する。
オープニング映像が流れた。
切り傷の応急処置について解説。切り傷を負った場合、まず流水で傷口を洗い流す。野菜を切っている時に切った場合付着した土が傷口に触れると破傷風などの感染症につながる危険がある。ただし、流水に当て続けると血が止まらないため、傷口を洗い流す際は汚れが落としきれる30秒程度に留めておくことが重要。洗い流した後は止血へ。心臓より高い位置に傷口を上げ、ガーゼやタオルを巻き圧迫。圧迫時には傷口を除かず5分間圧迫し続ける。絆創膏で傷口を保護し応急処置が完了。
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- フルタイム日本医科大学付属病院
すり傷の応急処置について解説。まず、傷口を流水で洗う。傷口から出る滲出液には傷を治す成分が含まれているため、洗い流した後は滲出液が乾かないよう専用の絆創膏を貼る。傷口を湿らせる湿潤療法では専用の絆創膏によって傷口の保護と滲出液による治癒を同時に活かせるため早く傷を治すことができる。絆創膏は2~3日に一度は張替え傷口を清潔に保つことが大切。
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やけどの応急処置について解説。やけどは皮膚が熱によって損傷を受ける状態を指し、60℃以上の熱源に触れることで起こる。患部を冷やすのに最もおすすめなのは流水。10℃~15℃の水道水で約20分間冷やし続けるとよい。一方で氷や冷却材の使用は適しておらず、冷たすぎる温度を患部に当ててしまうと凍傷ややけどした皮膚が張り付いてしまう危険性もある。また、昔ながらの治療法として知られてきた「アロエを貼る」について専門家はアロエの葉の中にあるシュウ酸カルシウムがやけどした肌を傷つけ悪化させる可能性があるとして間違いだと指摘した。衣服の上から熱湯を被ってしまった場合は、衣服を無理に脱がず服の上から流水で冷やすことが正しい処置。無理に脱ぐと皮膚が剥がれてしまううそれがある。やけどには気づかないうちに起こってしまう「低温やけど」が。身近なもので最も注意が必要なのがスマートフォン。50℃に達したスマートフォンが2~3分触れ続けると低温やけどを起こす危険がある。低温やけどした際は患部を冷やしすぐに医療機関に受診することが重要。
指先などにトゲが刺さってしまった場合、5円玉で患部を押すのが有効。トゲが5円玉の中心に来るようにして押し当て、浮いたトゲをピンセットで抜くとよい。トゲが抜けない、腫れるなどの場合は医療機関を受診すること。
秋に増加する危険な虫刺され「ハチの気をつけるポイント」を紹介。ハチに刺されてしまうと血圧の低下や意識障害を起こすアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があり、対処が遅れると命の危険にさらされる。アナフィラキシーショックが見られた時は素早く119番に通報することが大切。ハチに一度刺されると体内でハチ毒に対する抗体が作られる。2度目に刺されると抗体の過剰反応からアナフィラキシーショックの危険度が増してしまう。
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秋に増加する危険な虫刺され「マダニの気をつけるポイント」を紹介。マダニに噛まれた場合、自分で無理に引き剥がすのではなく医療機関を受診すること。マダニの中にはSFTSウイルスを保有している個体もいる。SFTSウイルスに感染すると意識障害を起こし命に関わることもある。
マダニに刺された場合、無理に取り除くと皮膚にマダニの一部が残ったり、マダニの体液が体内に入り込み感染症の危険が増すため自分では無理にはがさず医療機関で適切に処理してもらうのが安全。マダニやハチに刺されないためには帽子を着用し長袖・長ズボンでなるべく肌の露出を少なくするなどの対策が重要。
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エンディングの挨拶をした。
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